入門・初級、中級、上級の3つの区分は、それぞれに更に細分されます。
定期コース、夏期コースを通じて継続して学ばれる学生の筆記・口頭の両面での進捗状況を定期テストにて確認し、授業プログラムをお渡しします。
CLEでは、近年新たに設けられた欧州の言語教育方針も取り入れると共に、EUにおける言語習得の判定基準における学生のレベル区分をしています。
この区分は合計6段階:A1、A2は初級、B1、B2は中級、C1、C2は上級となります。
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[入門・初級 : niveaux A1 と A2
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このレベルでは、文法と発音の基礎、及びベーシックなボキャブラリーを身につけ、簡単なフレーズの構成をきちんとこなせることを目指します。
気持ちを表現したり、毎日の出来事を自分の言葉で説明する力を身につけます。
中でもすぐに使える口語表現に力を入れていますが、勿論筆記もおろそかにはできません。
A2レベルの最後には、フランス語圏において、例えば旅行をしたり日常生活の中で、翻訳や通訳が居なくても「自分で切り抜けられる」言語力を習得します。
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中級 : niveaux B1 と B2
]
このレベルの目標は、より複雑な状況の元でのコミュニケーションを可能とするものです。
授業は、文章や口頭でのフレーズをより充実させ、文法を駆使したより具体的な表現ができるよう、様々な表現が含まれてきます。
気持ちや見解の表現を的確に伝えられること、そして社会におけるフランス語の使用において、母国語と異なるフランス語をより身近なものとして行きます。
フランス語を用いたコミュニケーション、つまり会話はここでも重要なレッスンであると共に、言葉の理解を深めるために、文化への親しみも求められます。
このため、授業には、新聞記事、映画やドキュメンタリー等のビデオ、文学、歌等も取り入れられます。
午前中の授業では、フランス語とフランス文化に重点を置き、午後の授業ではよりダイナミックに様々なテーマに沿ったレッスンを行います。
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上級 : niveau C1
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より自然に身構えることなくフランス語を操れる方が対象となります。
言葉への理解を深めるために不可欠な、今日のフランス社会、物の考え方などについて、新聞、ラジオ、テレビといったメディアや、映画、文学をベースに学んで行きます。
明確な表現方法を身につけるために、それらを教材に、また、ラジオのニュースやレポート等をテーマに、主旨に対する意見の発表や討論を行います。
筆記に関しては、論文の要約を行うことにより、紙の上での表現力も養って行きます。
クラスの、或いは個人の必要により、このレベルで既に身に付いているべき事柄の見直しも含め、あらゆる面でのフランス語力の地固めも必要となります。
現在のご自身のレベルの確認 及び、今のご自身のレベルで受けられる試験の予想は、レベルチェックを参照して下さい。
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