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落花生/ピーナッツ

マメ科:一年草  学名:Arachis hypogaea

仏名:Arachide / Cacahouette / Cacaouette(アラシッド/カカウエット)
英名:Peanuts(ピーナッツ)


【概要】
  • 原産は一カ所に限定されず、現在までに分かっているのは、アンデス地方と中国。 それぞれから紀元前8千年近く前の化石が見つかっているのだとか。 その他の世界の国に広がったのは、南アメリカに立ち寄ったコロンブス率いるスペイン人やポルトガル人によります。

  • 「ナッツ」と名付けられ、その風味の香ばしさから実際にナッツ類に分類されがちですが、木の実ではなく豆科の植物の植物の種、つまり「豆」です。
    草丈30〜40cm程になり、特徴的なのはその果実の付け方。 地上の草の葉の付け根に茎を伸ばして花を咲かせた後、結実するとその茎がグングン伸びて地面に潜り込んで種を膨らませます。 これが日本語の「落花生」の名の元。
    日本では千葉が産地として知られています。

  • 収穫したての落花生は、主に乾燥させてから市場に出ますが、煎って塩を加えたり、他のナッツやお煎餅等とミックスしたおつまみやおやつ用のものは勿論、生の落花生を殻ごと塩茹でにしてもとても美味しく味わえます。 これは産地ならでは、又は自家栽培ならではの楽しみでしょう。

  • 乾燥あるいは煎ったものは、おつまみの他にも例えばアメリカのピーナッツバターはじめペーストにしたり、刻んでお料理に香ばしさを添えたりチョコレートバーに加えたりと様々な使い方があり、植物油の原料としてもアフリカ始め世界で広く利用されています。

  • フランス語では主に2つ(上記の3つ目は恐らく、発音しないHを書き漏らした結果が残ったであろう記述で、2つ目と同じ発音)、「Arachide:アラシッド(ゥ)」と「Cacahouette:カカウェット(ゥ)」とあり、特に決まりは無いようですが、日本語で落花生といえば殻付き、ピーナッツと言えば殻をむいたおつまみなどの類を示すといった使い分けがされるのに似た呼び分けがされがちです。 傾向としては、塩が加えられた殻なしおつまみ用がCacahouette、殻付きで加工されていないものがArachideといった風。
    なお、ピーナッツオイルについては「l'Huile d'arachide」と統一されています。



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