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麻の実

アサ(麻)科:一年草  学名:Cannabis sativa

仏名:Grains de chanvre(グラン・ドゥ・シャンヴル)
英名:Hmp seed(ヘンプ・シード)


【概要】
  • 日本で「麻の実」とされるものとはまた別なもので、麻薬の原料として有名な「大麻草」の仲間の種。
    とはいえ、闇ルートで違法に入手するようなものではなくて、「食用」として普通に販売されているもの(BIOショップで買ったので、発芽しないよう放射線を当てるなどの加工はしていないことと思うけれど、蒔いたことはないので発芽するかは不明。購入もあくまでも「食用目的のみ」)。
    色は写真のような渋い茶色がかった黄金色の他、もっと色濃い焦げ茶のものとある。

  • 大きさは5ミリ程、メロンの種の片端を丸くしたような、片方が尖った細く薄っぺらい種で、生のままでは殻が固いため、油を敷かないフライパンで乾煎り、又はオーブンで軽くあぶってから、ナッツ代わりに料理に用いることができる。
    その他、パン生地に混ぜたり(あらかじめ軽く煎っておくと良い)、スープに入れたり、米その他他の穀物と共に炊くなど、やや固く筋っぽいが、好み次第で様々に使える。
    香ばしく風味が良い。


【TOMATOより】
  • この種は、BIO-Coopにて購入しました。 500gパック。
    私は主にパン作りに、他のセレアルと共に軽く煎ってパン生地に混ぜ込んだり散らしたりして使っています。
    上にも書いた通り、BIOのお店で買ったので、発芽しないよう放射線照射等の措置はされていないことと思いますが、麻薬には興味がないのと(フランスでも違法です)、万が一手が後ろに回るようなことになっても嫌なので、試しに蒔いてみるなんてこともしていません。
    でも、麻薬としてでなくてもこの類の麻の葉は素晴らしく美しいので、観賞用の園芸品種でもあれば庭に植えたいとは思うけれど。

  • 種は、煎ると香ばしいナッツのような風味で美味。
    ただ、ちょっと筋っぽいです。
    また、煮るとトロッとした粘膜状のもので包まれるので、スープのとろみ付けもできて一石二鳥。 ミネストローネ風スープのパスタの代わりに煮たりも。
    ↑ 麻(近郊の実験栽培畑にて)→
  • その他、エッセンシャルオイルの類としても、この草の薬効が知られつつあります。
    右は、2006年初め頃にボディショップ(The Body Shop:日本にも進出しているイギリスの化粧品メーカー)で見つけた、麻エキス配合のハンドクリーム。
    かなりこってりしたクリームなので、寝しなにしか使えませんが。

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