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いろいろなお米

仏名:Riz(リ)  英名:Rice(ライス)
お米 と一口に言っても、もの凄く沢山の種類があります。
日本でお馴染みなものにも様々種類がありますが、共通しているのは全て粒が丸っこいもの。
そんな日本で親しんだお米とは異なるものについてご紹介します。 

 ◆丸粒米 
  • 日本のお米と同じタイプの、短くて丸っこい粒です。
    写真はフランスのスーパーマーケットで手軽に入手できるもので、日本の方にはギョッとされるかもしれませんが「デザート用」と示されています。
    フランスのみならずスペインやポルトガルその他色々な国で親しまれるお米のデザート(ミルクたっぷりのカスタードクリームで数時間かけて煮たお粥のようなものなど)に使われるタイプで、お鍋で炊いて炊けない事はないのですが、長粒米に比べて粘り気はあるものの、日本の白米とは味が異なり、恐らく日本のお米が好きな方には受け入れられないでしょう。 私は和風のご飯が欲しい時には時々これで代用してしまっていますが・・・


 ◆バスマティ米 
  • 主にインドやパキスタン辺りで栽培・消費される香り米。
  • 写真の通りとても細くて長い粒で、アメリカ産のuncle Ben'sなどの長粒米よりももっとパサパサしていて日本のお米とは正反対、粒同士をくっつけようと、つまりおむすびにしようだなんてとても無理な話です。
    しかしこれにはこれなりの使い道があり、パスタのように茹でて水切りして味付けをしたり、パエリヤのように炊き込んでもよし、香りが良いのでレバノンライス(「アジア・エスニック等」にレシピあり)やモロッコ料理などにも今や幅広く使われ、世界で人気を博しています。
    ひと頃アメリカで商標を巡ってインドを相手に一悶着あったようですが、どうなったのやら・・・?
    我が家では常備しているお米の一つです。 インドやパキスタン風のサラサラなカレーにもよく合いますよ。


 ◆スリナム米 
  • 長粒米の一種、「Surinam」と呼ばれるものです。
    スリナムというのは中米にある元オランダ領の国。
    フランスでは割とよく見かける香り米で、バスマティにはやや劣りますが、香ばしい芳香があります。
    粘り気が殆ど無いので、ピラフのように炊き込んでも良いですし、パスタのように茹でて水切りしてから味付けをするといった、バスマティに準じた使い方が可能です。


 ◆餅米 
  • 写真はタイ産の、長粒米(中でも細いバスマティ風の粒)の餅米です。
    我が家のお赤飯もお餅も、おはぎもこれを活用しています。 日本の餅米よりもスリムなだけに炊けるのが早く、モチモチ度にも大差無いので、重宝しています。 お値段も安いし。
    お餅にする時には、いつものお米の使い方と違って(我が家ではお米は茹でているので)柔らかめに炊きあげ、ボウルにあけてめん棒でしばらくつきます。
    炊いたりついたりが面倒なので、お餅にする時にはこれを粉にした餅米粉を利用すると楽ですよ。 白玉風になってしまいますが、白玉粉と同じ要領で簡単に作れます。


 ◆赤米 
  • アフリカ料理によく使われます。
    見付けたのはパリの中華スーパーマーケット。 中国人がどう使うのかよく分かりませんが、見た目は大麦のようであまりお米らしくありません。
    素朴な味わい。


 ◆ミックス米 
  • ミックス米というのが正式名称ではありませんが、3種類の色の異なるお米を混ぜたパッケージを見付けて。
    赤米と黒米(本当はお米の種類には属さないらしいのですが)、アメリカ産の長粒米のミックスで、茹でてお肉や魚の付け合わせ、サラダなどに。


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