マメ科ササゲ属 学名:Dolichos lablab, Lablab purpureus, Lablab niger, Lab vulgaris
【概要】
- 英語で「Dolichos bean:ドリコス・ビーン」と呼ばれる“ささげ”の仲間。
“ラブラブビーン”は、英語名のLablab beansをカタカナにしたもので、「Love」とは全く関係ありません。 英語での別名はヒヤシンスビーン(Hyacinth bean)。
- 大豆のような色、茶、黒、赤といくつか種類がありますが、いずれにも共通するのは、サヤに納まっていた時にサヤと繋がっていた部分が、ふっくらとした帯のように白く残っていて、特徴的な見た目です。
なかなか見つからず、やっと見付けたのが白(イエローとも言えるかな、大豆色)のみなので、右下の写真は、画像を加工して合成着色してあります。 こんな感じの色合いですよ という目的で。
【購入場所】
注)赤と黒は合成写真
- フランスでも、恐らく日本でもあまり一般的な豆ではないので、輸入食材を数多く揃えるお店や専門店で探した方が良さそうです。 私は輸入食材店で5ユーロ弱/kgで購入。
豆は保存できるとはいえ、古くなると煮る時間がかかったり、あまり古いと煮てもすっかり柔らかくは鳴らなかったりしますので、極力鮮度の良いもの(賞味期限が遠いもの)を選びましょう。
袋入りなどの場合、そっと揺すってみて、底に細かいクズが溜まるようなものも避けた方が良いです。 輸入豆の場合、ものによっては虫が付いていて袋の中で食い荒らされていることもあるから・・・ 滅多に無いとは思いますが、乾燥食材は全体的に慎重に選びましょう。
【TOMATOより】
- 調理する際は、一晩水に浸して水を含ませてから加熱することをお薦めします。 味付けは一旦下煮してから。 さもないと、柔らかくなるまでに時間がかかります。
でも、大豆と同じくらい煮崩れにくいので質感はさほどデリケートなほうではありません。- なかなか味の良い豆です。
私は量り売りで毎回少しだけ買ってくるので、これまでのところ下茹でしてからクスクスのスープに加えたり、ミネストローネのパスタ代わりの具にしたり、茹でてサラダ、或いはガーリック&パセリ風味のバターでさっと炒めて(他の刻み野菜と一緒でも)お肉やお魚の付け合わせなど、他の食材と併せやすいクセのない味を楽しんでいます。
マダムTOMATOの“グルメ・ガーデン”
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