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黒目豆/ブラック・アイ・ピー

マメ科ササゲ属  学名:Fagopyrum esculentum

仏名:Dolique à(a) l'oeil noir(ドリック・ア・ロイユ・ノワール)
英名:Black-eyed peas(ブラックアイ・ピース)


【概要】
  • 英語で「Dolichos bean:ドリコス・ビーン」と呼ばれる“ささげ”の仲間。
    アメリカではブラックアイピー(Black-eyed peas)、イギリスではどちらかというとカウピー(Cow pea)、日本では黒目豆(くろめまめ)と呼び、いずれも、豆全体の色に反した濃い黒色の斑点が目玉に例えられたためで、この黒い部分の中心が、サヤに付いていた跡。
    同じ様な姿で色が異なるブラックアイピーの仲間が数多くあるらしいのですが、もう少し色白のものを除いては、私は使ったことも見かけたこともありません。
    乾燥豆は、やや小粒の大豆に黒い点をつけたような外観。 この黒いポイントは煮ると色が薄くなります。
  • 古くはヨーロッパ、ギリシャ・ローマ時代に栽培・食用にされていたそうですが、現在私が知る限り、フランスでは普段の食卓にのぼることは滅多に無く、知らない人の方が多いくらい。
    キューバや南米にてよく使われるようです。
【購入場所】
  • フランスでも、恐らく日本でもあまり一般的な豆ではないので、輸入食材を数多く揃えるお店や専門店で探した方が良さそうです。 価格は、私は輸入食材店で3ユーロ弱/kg、又はアジア系食材店にも置いていることがあり、1kgパックを買ったのですが、この下でも触れているように正に最悪、虫が付いていたので結局その1袋は使わずじまいでした。
    豆は保存できるとはいえ、古くなると煮る時間がかかったり、あまり古いと煮てもすっかり柔らかくは鳴らなかったりしますので、極力鮮度の良いもの(賞味期限が遠いもの)を選びましょう。
    袋入りなどの場合、そっと揺すってみて、底に細かいクズが溜まるようなものも避けた方が良いです。 輸入豆の場合、ものによっては虫が付いていて袋の中で食い荒らされていることもあるから・・・ 滅多に無いとは思いますが、乾燥食材は全体的に慎重に選びましょう。
【TOMATOより】
  • どこででも見つかる程にポピュラーなお豆でないので、我が家では年に数回しか調理する機会がありません。
    しかも、南米辺りの豆ご飯としてご馳走になったのが美味しくて、これまでのところ使い道はその豆ご飯止まり。 お豆の味は良いので、今度他の使い道も考えようと思っています。 しつこくない「豆の甘味」とホックリした質感です。
  • 1晩水に浸しておけば割と早く柔らかくなり、一旦柔らかくなったら程々に調理を止めないと煮崩れやすいので、他の食材と併せて調理する場合は注意が必要です。

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