マダムTOMATOの“グルメ・ガーデン”
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365のチーズ


Babybel バビベル

  
AOC:なし(論外)
形状:一口大の小さな円盤型
熟成期間:?
重量:約20g程
サイズ:直径4.5cm、高さ約2cm
主生産地:フランス(Mayenneという説がありますが詳細不明)
MG:牛45%、山羊47%

ビール、軽い赤、白お好みで(ワインと一緒にじっくり味わうようなチーズでは無いと思いますが・・・

生産地がどこなのか正確にはよく分からないのですが、 確かアフリカのどこだかに工場があって、国外の低賃金労働者を利用するためにフランスから工場を退去してしまったのだったと思います。 会社名「Fromageries Bel:フロマージュリー・ベル」、ラベルにある住所はパリ。
同社は工場生産のスーパーマーケットでしか見つからないタイプのチーズを各種販売していて、写真のMini Babybelの他に: ・La vache qui rit:ラ・ヴァシュ・キ・リ:訳して笑う牛、
・Kiri:いわゆるクリームチーズの類、20gずつアルミ箔に小分けになったもの
・Apericube:アペリキューブ:“ヴァシュ・キ・リ”と同じ類の小粒で、アペリティフやおやつ用に風味付きの甘いチーズ
・LEERDAMMER:加熱圧縮タイプの中型セミ・ハードチーズ
・Bonbel:加熱圧縮タイプの小型セミ・ハードチーズ。Babybelの元かな?
などがあります。
オフィシャルサイト(英仏語)はwww.bel-group.com/

Babybel(登録商標)に関しては、誕生は1952もしくは1954年(オフィシャルサイトに2つの数字が出てくるので正しくは不明)。
写真のものは共に「Mini Babybel(登録商標)」で、赤い方がミニ版誕生当初からあるものでグリーンは割と新しいシェーヴル(山羊乳)のバビベル。
会社の宣伝にしかならなそうで、このチーズについて私から多く語れる事はありません。


TOMATOより:チーズとしてさほど美味しいものでは無いと思うのですが、おつまみや御弁当の穴埋め、子供のおやつなどには便利。 それでも日本のプロセスチーズに比べればまだチーズの味わいがあります。
ラベルに、「一口で食べるのは避けましょう(表現はちょっと違いますが、意味するところはそんなこと)」と記されています。 恐らく、丸くて大人ならパクッと一気に口に放り込めるサイズなので、吸い込んで気管に詰まらせるような事になってはならないということなのでしょう。
皆さんもお気をつけて。

2003年9月18日







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