マダムTOMATOの“グルメ・ガーデン”
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365のチーズ


Bleu des Causses ブルー・デ・コーッス

  
AOC:1953年11月19日
軟質熟成青カビタイプ シリンダー型
熟成期間:3〜6ヶ月間
重量:2.3〜3kg
サイズ:直径20cm〜、高さ8〜10cm
主生産地:アヴェロン及びその近郊
MG:45%


Bordeaux、Cahors、Madiranなど、白・赤

アヴェロン(Aveyron)の岩質に厳しい気候の中に位置するカーヴで熟成される青カビチーズ。
名称は地名グラン・コーッス:Grands Caussesより。
製法は牛生全乳を温め凝乳酵素を加えて凝乳にし刻み、撹拌(かくはん)後穴の開いた型に詰めて水切り。
次いで青かびの元(penicillium)を植え付け水切り、塩をまぶしてから長い針で外側からカビの繁殖を助ける穴を作ってから最低70日間は北向きで涼しく湿ったカーヴの中で熟成させる。
1キロのブルー・デ・コーッスを得るのに必要な牛乳の量は9リットルほどなのだとか。

生地にはまんべんなく大小の気泡があり、そこに青かびが広がる。 生地の色は淡く冷めたクリーム色かアイヴォリー。 夏のものは黄色味がやや強く、冬のものはさめた色をしている。
しっとりとしていて、外皮も外さずに食べられる。
青カビは強い刺激は無いものの、その存在感がしっかりとあるので青かび好きな人にはお勧め(つまり青カビが苦手な人や入門者はもう少しマイルドなタイプを選んだ方が良いです)。

食後のチーズプレート向き。 パンを添えて。
しかしオムレツやクレープ、ジャガ芋などと共にグラタン、パスタソース、ピザ、サラダなど料理にも幅広く使える。

TOMATOより:フルム・ダンベールとブルー・ドーヴェルニュの間くらいの味わいと質感と味わい。

2003年3月17日







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