マダムTOMATOの“グルメ・ガーデン”
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365のチーズ


Bouchon de chèvre ブッション・ドゥ・シェーヴル

  
AOC:なし
ワインのコルク型
熟成期間:---
重量:約25g
サイズ:直径約2cm、長さ約5.5cm
サイズは作り手によって異なる事アリ
主生産地:ローヌ・アルプ県 etc.
MG:45%程

Sancerreサンセールなどの白ワイン

ブーションとはワインなどのコルク栓のこと。 それを象った小さな山羊チーズを一般的に「ブーション・ドゥ・シェーヴル」(シェーヴルは山羊)と簡単にひとまとめな呼び方をすることが多く、このページのタイトルにしたのはそのためです。
厳密には「Bouchon Lyonnais」「Bouchon de Sancerre」などと土地の名を付けて銘々され、山羊チーズの産地に色々見かけます。
ただ、写真のような正にコルク栓そのものという形のみならず、よく見るコルク栓よりもはるかに太めで、むしろ小さな小さなワイン樽といった風なものもブーションと名付けられている事が多々あります。
小規模な作り手によるものもが主なので、サイズも重さも形も様々。

熟成期間は1〜2週間未満でしょう、厳密なところはよく分かりません。 いずれもサイズが小さいので、あまり長く置くとカチカチに乾燥してしまいます。

写真のものは恐らくトゥーレーヌ地方産の小さな作り手によるもので、コルク栓そっくりの形、サイズはコルク栓よりもやや大きめです。
見た目の可愛らしさに反して山羊チーズ特有の風味は強め。 外皮とその近くはやや固くなっており、強い風味があります。 内部は写真のものはまだしっとり感が残っていて、山羊チーズらしい固さとなめらかさを一度に2つ味わえます(クロタン・アフィネ:程々熟成の進んだクロタン・ドゥ・シャヴィニョール又はその類似品同様)。



TOMATOより:山羊チーズ愛好家にはお勧め。 それだけに山羊チーズ特有のポクポクした舌触りとのどの奥に余韻が残る独特の味が苦手な人には難しいでしょう。
近頃山羊チーズに飽きている私は、形の面白さに釣られて買ったものの、あまりに小さいのでパンに乗せるのも面白くないし、かといってそのまま食べるのもどうもと、結局薄い輪切りにしてサラダに散らしました。
風味が強いので、たった25g一個でも2人分のシェーヴル入りサラダを楽しめましたよ。
数人集まる食卓でのチーズプレートに加える時は、2〜3個は用意しましょう。 さもないとせいぜい2人しか食べられません。
形が可愛らしいので、チーズプレートの良い飾りになります。 ドライフルーツと盛り合わせてデザートにしても良さそうです。

2002年11月21日







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