Gouda Chèvre グーダ・シェーヴル(山羊乳のゴーダ) |
AOC:なし
タイプ:セミハード
形状:厚みのある円盤形
サイズ:ゴーダに準ずる
重さ:ゴーダに準ずる
生産地:オランダ
MG:48%
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フルーティーな赤又は白ワイン。 |
「Gouda Chèvreグーダ・シェーヴル」はフランスでの名。 オランダでの名称は不明。
近頃、仏国内での知名度及び人気が高まっています。
「ゴーダ」と言えば、オランダを代表するチーズの一つで、本来はホルスタイン牛乳を原料とします。
それを山羊ミルクで作ったのがこちら。
山羊は、牛、殊に乳牛として知られるホルスタインに比べたら、搾乳量は10分の1にも満たないくらい少ないので、初めて見つけた時は意外でした。
生地は、山羊乳らしくかなり色白で、青みがかったような冷めた色。 黄色みは全くと言ってよいほど見られません。
生地質はしなやかで、一般的なゴーダにかなり近くねっちりもっちり。
口に含むと山羊特有の動物的な風味はこなれ、ミルクの甘味とともに、舌の上でとろけてゆきそうななめらかな質感です。
脂肪分が多いのも、口当たりの良さに関係しています。
外皮は薄く、写真のものはまんべんなく薄い紙が貼られているので、剥がして食べました。
外皮ギリギリまで生地を味わえます。
オランダ製ですので、原料山羊乳は殺菌乳。
このため、フランスのシェーヴル(山羊チーズ)に比べると、山羊風味が薄いので、山羊乳チーズの入門に、良いかもしれません。
逆に言うと、シェーヴルファンには、折角の山羊乳なのにちょっと物足りない味と感じるかも。
でも、私は割と気に入っています。
エメンタルに比べたらちょっと割高ですが、お料理に使っても良さそう。(13.50euros/kg)
2006年6月9日