マダムTOMATOの“グルメ・ガーデン”
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365のチーズ





le guide des fromages “365日の”チーズガイド

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かつてのフランス大統領シャルル・ドゥ・ゴール、更にはかつてのイギリス首相までもが、フランスという国をこんな言葉で示した事があるそうです。

Charles DE GAULLE:「365種類ものチーズを作り出す国を統治する事などできない」
Winston CHURCHIL:「300のチーズを提供する国は、滅びよう筈がない」

これらが一体どういうシーンで発音されたのかは、今となっては特にDE GAULLE氏の言葉はあまりに有名で幾度も人々の間で繰り返されるうちに元の彼自身の表現のままでは無くなってしまった可能性もあるので分かりませんが、あの、第二次大戦を抵抗派として人々をリードしてきたDE GAULLE氏のこと、弱音だったとは私には思い難いものです。

ワインやチーズをたしなむ人ならば、「AOC」という言葉を読んだり聞いたりした事が一度はあるでしょう。
これはAOC専門のINAOなる国の指定機関による認定のようなもので、様々な点に決まりを定めて商品の品質を保証するもので、数あるチーズの中の僅かなものだけに与えられる認定です。 その辺りの簡単な概要についても今後別途ページを設けて加えて行きます。
AOC認定チーズは勿論のこと、大半のチーズは生産される土地に根付き、個性の半分以上は土地の気候や地質、更には作り手である土地の人々の伝統はたまた気質などなどが凝縮されています。
それだけに、フランス広しと言えども365日毎日1つの違ったチーズを選んでも、とてもとても1年で全てを食べ尽くせない、数々のチーズが存在します。

「チーズとはいかなるものか」とか「本当に美味しいチーズとは何か」を、グルメ評論家に語らせたら難しいカタカナをいっぱい並べた不可思議な言葉で長々説明を聞くことになるかもしれません(みんなが皆そうだとは言いませんよ)。
それよりも私TOMATOは、何も学ばなくても“自分の好みに合って美味しいと思えるチーズ”を好きな時に好きな方法で楽しめるのが一番だと思っています。
このサイトの各チーズの解説の中に、あんなワインと、こんなシーンで食べると合うなどと書く場合がありますが、何もそれに従えという意味ではありません。 伝統はこんな食べ方 とか、一般的にはこう言われている といった話はあくまでも参考&ウンチク程度にご覧いただければ充分です。 あとは皆さんのお好みで、極端な話、コショウをかけて食べようが、ハチミツを垂らして試食しようが、本当に「美味しい」と思えるならば何だってアリだと思います。
モタモタ言うより、まずは食べてみましょうよ。
伝統や、生産地本国の“ホントウの食べ方”を知るのも大切ですが、美味しいと思えてこそ楽しめるものだと思っています。

そうは言っても、何からどう手を出したら良いのか分からない という方向けに、なるべく専門用語を避けて分かり易い言葉でチーズの味わいを表現するよう努めています。 そのため、逆にチーズに詳しく専門用語に通じている方にはちょっと物足りない部分もあるかと思います。
グルメ・ガーデンの「365日のチーズ」企画の最たる目的は、折角フランス以外の国でも入手できる機会の増えたチーズを、より気軽に食卓で楽しめる事を願っての事です。

中にはやむを得ず特殊な言葉を使う場合もありますので、予備知識や博学にも発展できるよう、随時チーズ関連の専門用語リストも増やして行きます。

勿論、チーズの原産国はフランスのみではありません。
随時情報は追加して行きます。
更新状況については更新情報ページに記載しますので、度々ご覧になる方は同時にご参照頂ければ幸いです。







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