
AOC:1976年5月24日
軟質熟成ウォッシュタイプ 低い四角柱
熟成期間:産地内で最低35日間、通常2〜5ヶ月
重量:通常720g(小さいものもある)
サイズ:通常一辺13cm、高さ6cm程
主生産地:ティエラシュ地方
MG:45%
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Ch1qしrc、teau-Neuf du Pape, Lalande-de-Pomerolなどコクのあるしっかりした赤ワイン、又はシードル(リンゴの発泡酒)、ビール |
北フランス、ベルギー国境のエノーとアルデンヌ地区に位置するティエラシュ地方の村の名Maroilles(マロワル)を受け継いだチーズの名です。
歴史の長いチーズで、今から千年ほど前、同名の修道院の僧侶たちの発案によって生まれ、フランス王族達に愛されてきました。
現在のAOC認定生産所は酪農工場3つ、フェルミエ8。
AOC指定のサイズは数種類あります。
通常サイズは四角形の1辺の長さが12.5〜13cm(写真のもの:半分ですが)、高さ5.5〜6cm、重さ700g
小型は以下の3種類、それぞれに名称があります。
・Sorbais:ソルベ(地方名より)
一辺12〜12.5cm、高さ5cm、重さ540g、熟成期間4週間から
・Mignon:ミニヨン
一辺11〜11.5cm、高さ2.5cm、重さ360g、熟成期間3週間から
・Quart:キャール(カールとも。1/4の意)
一辺8〜8.5cm、高さ3cm、重さ180g、熟成期間2週間から
原料は牛全生乳、凝乳を細かくカットし濯がずに四角い型に詰め、加熱せず圧さず水切りし塩又は塩水で塩分を加えます。
これを型から出し、8〜10日間乾燥室に置きます。 この期間にチーズは天然のカビに薄く覆われますが、熟成に移る前にこのカビはブラシでこすられます。
熟成は涼しいカーヴ(貯蔵庫)にて3〜5週間、塩水で全体を洗いながら上下もひっくり返して熟成させます。(この熟成は更に長くなる場合もあります)
放っておくと熟成期間中にもカビが生えるのですが、表皮を洗うことによって白カビとは異なるバクテリアが繁殖し、この働きで外皮は赤オレンジに色づきます。
上記の通り、表皮は赤オレンジ又は淡いオレンジ。 湿り気があり、指にベタつきます。
この表皮からは納豆のような強い香りがあります。
生地は淡いクリーム色、密で所々に細かい気泡及び小さな亀裂が入る場合もあり、やわらかな弾力がありもっちりとしています。
中心にはクール(Coeur)と呼ばれる僅かな芯が残ることがありますが、極端に硬い場合を除いては正常な熟成です。
表皮の強い匂いに反して生地の味わいはまろやか。 ただし塩味がまんべんなくよく馴染んでおり、穏やかな味わいながらもコクがあります。 後味に苦みはなく、酸味もわずか、甘味が残ります。
主に食後のチーズとしてチーズプレートに。 その他、フラミッシュ、お肉のグリル、タルト(ゴワイエール:Goyere)といった北フランスの郷土料理にも使われます。
TOMATOより:往々にして表皮を洗って熟成させる「ウォッシュタイプ」のチーズは香りが強いのですが、中でもこちらはチーズ初心者にはちょっと難しいかも? と思える香りの強さ。
納豆が大好物 という方ならば大丈夫だと思いますが、熟成期間を問わず、強い香りが好きな方以外はトライする際にはご注意を。
しかし表皮の香りの強さに反して生地の味わいはコクはあっても皮のような強い臭みはありません。
なめらかな生地がひんやりと舌の上でとろけるようで、優しい味わいと甘味が後を引きます。
買ってみたけれど香りが強すぎて食べきれない という場合は、皮を外してクリーム色の生地だけを試してみて下さい。 大分匂いが和らぐ筈です。
勿論、ウォッシュタイプは大好き という方にはオススメです。
2002年11月27日