マダムTOMATOの“グルメ・ガーデン”
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365のチーズ


Massipou マシプー

  
AOC:なし
ハードタイプ、圧縮・熟成
低い円柱型
熟成期間:生産地で最低14週間
重量:4,2〜4,6kg
型のサイズ:直径24cm、高さ10cm
主生産地:地方
MG:50%

赤:Madiranマディラン
白:Tursanテュルサン

羊殺菌乳を原料とするチーズ。 上に圧縮と記載したのは、ボーフォールなどのハードタイプのチーズに多くみられる製法同様、凝乳を型詰めして圧をかけて水分を出し、凝乳をギュッと固めるためです。
ただし加熱するかどうかは情報不足で不明。

現在はどうやら1社のみが生産するチーズのようですが、その紀元はオッソ・イラティなど多くの羊乳チーズが作られるピレネー地方のベアルンという町。
熟成は昔からモミの木の居たの上で、最短でも14週間カーヴ(地下室などの涼しく湿った貯蔵庫)にて行われています。

表皮は天然で乾いており、色は淡いオレンジ茶。
生地はしなやかで柔らかな弾力がありしっとりしています。 色はアイヴォリー。

羊乳の甘味とコクがあり濃い味わいで口内に余韻が残ります。


TOMATOより:ピレネー地方の、何という名だったか・・・ プティトゥルス(Petit ourse)だったかしら、同地方の多くの羊チーズの一つで同じような質感のチーズがあり、それと同様にこの地方でよく利用するチェリー・ジャムを乗せて食べるのが現地流なのだそう。
羊乳チーズ好きな私に言わせたら、ジャムもチーズも勿体ない! と思うのですが・・・ 単なる慣れなのでしょうか、それともミスマッチの面白さなのでしょうか、案外これが面白い味。 試してみてはいかが?(勇気が要りますけどね)。

2002年12月10日







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