AOC：なし
タイプ：主に軟質ウォッシュタイプ、円盤型
熟成期間：6〜8週間
重量：400g弱
サイズ：直径約13cm、高さ約4cm
主生産地：ブルゴーニュ地方
MG：45％

Marc de Bourgogne（ブルゴーニュのマール）、ブルゴーニュ（赤）

エポワスやラングルとほぼ同じ作り方をされるもろくはかない口溶けの小型軟質チーズ。
原料は牛生又は殺菌乳。
生地は山羊乳チーズのように加熱せずにやや時間をかけて凝乳にしたものを型詰めし、それ自身の重みによって脱水。　このためキメ細かく口溶けの良い生地質になります。
外皮は塩水とブルゴーニュ産のマールを合わせたもので熟成期間中週に１〜３回、次第にマールの配合を増やしながら幾度も洗われてできるもので、明るいオレンジ色をしていてで湿り気があります。
最も良いシーズンは冬。

この他に、殆ど熟成させない真っ白な状態のものも産地では販売され、こちらもとても口どけが良いそうです（私は味わった事はありません。　でも、生地質から察するにその通りのようです）

産地のブルゴーニュ地方には、「フラミッシュ」と呼ばれるキッシュのようなタルトを作るのにこのスーマントランやエポワスを使った郷土料理があります。

TOMATOより：塩味が効いていて香りはエポワスよりもやや弱め、生地の質感は写真のものはトロトロになるほどまでには熟成していませんが、常温に戻すとクリーミーな外皮近くが切り口からしたたるように流れ出していました。
強烈なアルコール風味が無いので、割と気に入っているチーズです。
腰の強い風味ではあるものの繊細さも持ち合わせているため、セーグルやカンパーニュなどの黒みを帯びたパンよりも、美味しいバゲットと共に味わうのが一番。
強烈すぎないウォッシュタイプの繊細さを味わいたい方にオススメ。