アリアリア/カキネガラシの一種

アブラナ科:2年〜多年草
学名:Alliaria officinalis/Alliaria petiolata
仏名:Alliaire(アリエール)
英名:Garlic Mustard(ガーリック・マスタード)
   Jack by the Hedge

【概要】
  • 利用部位:花穂・葉・実(生) 全草にニンニクに似た匂いがある。

  • 草丈30〜60cm、大抵数本集まって茂みを作る。
    春から初夏にかけてワサビに似た白い花を茎の頂部に咲かせ、後にアブラナ科独特の種をつける。
    自生地は川沿いの草むら、やや日の当たる森林緑部、民家や畑の脇等

  • ヨーロッパの農場主等の間では、この草を乳牛が食べると牛乳にニンニクの匂いが着くと言われている
【採集時期と保存】
  • 主に地上全草を生で利用するため、保存はしない。
    利用法によって多少時期が変わるが、開花直前から花が咲いている期間が主たる採集時期。
【お料理への利用など】
  • 若い実は唐揚げに、種を潰して薬味、葉もニンニクに代えて料理に利用できる
  • 葉のお茶(生)は血液浄化作用がある
  • 花の咲いている期間の地上全草は去痰、殺菌、興奮、抗喘息作用、寄生虫駆除等の薬効があるとされている
  • 葉の湿布は皮膚の潰瘍と切り傷を治し、汁は血行を促進するとも言われる
【TOMATOより】
  • 割と肥えた土壌を好むのか、ロワール川沿いのあちこちに見かけます。
    写真も同川沿いの散歩道に群生していたもので、背景の木の枝の合間に見えるグレーは川の水。 水位が上昇しても水に浸らない程度の木々の間に、毎年6月頃に涼しげな花を咲かせます。




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