アンジェリカ

セリ科:多年草
学名:Angelica archangelica
仏名:Angelique(アンジェリック)
英名:Angelica(アンジェリカ)

【概要】
    利用部位:主に茎(砂糖漬け)。
    地中海周辺原産でセロリやフェンネル等と同じセリ科の多年草で、丈は2メーターを越える程まで大きくなるものもあり、フランスやイタリアの山地には現在も自生しています。
    主たる利用法はお菓子材料の“アンジェリカ”で、フキに似たまっすぐで筋のある茎を砂糖煮にしたものです。
    近年は着色料を利用しているものが多いようですが、そのまま砂糖漬けのお菓子として食べる他、ケーキの飾りやドライフルーツと一緒にフルーツケーキ等への利用をよく見かけます。
    また、種は現在も薬用に使われています。
【栽培】
  • 日当たりと水はけの良い土地を好みます。
    種を蒔くのは春、高さも幅も1株でかなり占領するので、畑への地植えが良いでしょう。
【採集時期と保存】
  • 花を付け始める頃、茎ごと刈り込んで適当な長さに切り、砂糖煮にした後更にグラニュー糖をたっぷりまぶして砂糖漬けにします(家庭でここまで手作りする人は現在ヨーロッパでも希でしょうけれど)。
    栽培用の種は実が熟したら茎ごと切り、風通しの良いところにつるすか空の花瓶に差して乾燥させ、手で軽く揉んで種子を落として集めます。




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