キダチヨモギ

キク科:多年草
学名:Artemisia abrotonum
仏名:Armoise(アルモワーズ)
   Aurone(オーローヌ)
英名:Southenwood(サザンウッド)
和名:キダチヨモギ
【概要】
  • 利用部位:葉。
  • 和名が示す通り、いくつもあるヨモギの仲間で、ヨモギにも通じる香りにほのかなレモン風味が加わったような独特の芳香がある。
  • ヨーロッパでは古くから薬草として栽培され、中世には胃痛やヘビに噛まれた時の毒消し等に殊によく用いられ、後の19世紀にはニガヨモギ同様にアルコール飲料の風味付けにも使われた。
  • 強い香りには害虫を遠ざける効果があるため、衣類棚にポプリ兼虫除けとして干したものが入れられる。
  • 殺菌作用、傷の治癒を促す薬効も知られ、入浴剤としてバスタブに入れたり、ハーブピローにすれば不眠に効果があるとも言われる。


【TOMATOより】
  • 写真の束は、行き付けの北アフリカ系移民が集うマルシェで売られていたもの。 アラブ系には割と馴染みのあるハーブらしく、使い道を尋ねたら「お茶に入れるんだよ、ミントティーと一緒」。 かなり香りが強いので、お茶に入れる場合は、好きずきですが、控えめに使った方が良いかと思います。
    残った分は吊るして干して、しばらくポプリとして使いました。 干しても香りは割としっかり残ります。
  • 銀灰色で細く別れた葉が美しいので、ガーデンの彩りにも良さそうです。 ただし丈が60〜80cm程(花をつけると)にもなるので、こまめに刈り込む方が見栄えは良いでしょう。 冬に立ち枯れるので、枯れた分は根元からキッチリ刈ると、翌年新しい芽が伸びて来ます。 その辺りはヨモギやニガヨモギと一緒。




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