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シソ科:一年草
学名: Ocinum Basilicum
仏名:Basilic(バズィリック)
英名:
和名:目箒(めぼうき)
【概要】
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利用部位:利用部位:葉(生、ドライ)、種、花。
イタリア料理のブームに乗って、日本でも大分知名度が高まったハーブの一つでしょう。
学名のBasilicum には“王”の意味があり、古くから薬用に、スパイスにと利用されてきました。
他のシソ科の植物同様品種が多い中、現在はスィートバジルがその名の通り独特の香りが強いもののさわやかで最も利用されますが、タイバジルの名で知られる別品種は東南アジアで薬味や野菜として利用されています。
ドライの葉や茎はヨーロッパ、アメリカのミックスハーブ・スパイスに加えられている事も多く、スウィートバジルを主体にしたイタリアのソース「ペスト」は日本でもジェノヴェーゼの名で知られる通り野菜のようにたっぷりとお料理に利用する事もできます。
南仏にはバジルのペーストをたっぷりと加えたスープがあり、当地ではこのスープも、時にはバジル自体も“ピストゥー”と呼ばれています。
日本語のめぼうきは、種に水を含ませると表面がゼリー状になるため、これによって目に入ったゴミを掃除できることから(本当に出来るかはアヤシイ気がしますが)。
【薬用利用】
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むやみに民間利用しないこと。
葉と枝先の花から取れる成分は消化器官、肝臓、胆嚢(たんのう)等に良いとされます。 その他、炎症を静め、熱を下げ、古くは寄生虫の駆除剤としても利用されていたのだとか。
授乳中の女性が摂取すると、母乳が苦くなるとも言われています。
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↑ レモンバジルだったかな? |
↑ « オスマンパープル» |
【栽培】
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種から手軽に栽培でき、ある程度葉が茂ったら新芽と脇芽を残して丸坊主に近いほどまで葉を摘み取ると、更に繁るのでプランターに1〜2本植えておくと夏中かなり食べられます。
「種を蒔く、挿し木する」の2つの方法によって増やすことができます。
種を蒔く:春、プランタか直蒔きします。
挿し木:花が咲く前の梅雨時かその直後に脇芽又は逆に脇目を残して中心の枝先をつみ取り、強い日光が直接当たらないところで乾燥に気を付ければ発根します(ただし、種からでも発芽率は良いのであまりお勧めしません)
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↑ «マンモス»バジル |
↑ «ジェノヴェーゼ» |
【採集時期と保存】
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乾燥した葉も利用できるため、収穫後の保存も可能です。
他の多くのハーブ同様、花を付ける直前が最も香りが良いとされていますが、花ごと収穫・利用しても大丈夫です。
茎ごと刈り込み、丁寧に洗って水気を切ってから少量ずつ束ねて風通しの良い日陰につるして乾燥させ、キッチンペーパーなどを広げた上で軽く握って葉を落とし、密閉容器に保存します。
種を収穫する際は花穂の下から順に熟していくので(シソ同様)、ある程度実ったら穂ごと収穫して乾燥させ、紙などを広げた上でゆすって種を取り出します。
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↑ «ラティノ» |
↑ «カネル/シナモン» |
【お料理への利用等】
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肉・魚、サラダ、パスタ、卵、米等々、様々な食材と合わせて、生及びドライの葉は幅広い利用が可能です。
また、生の葉と松の実を刻んで粉チーズ、オリーヴ油を合わせガーリック風味を効かせたペーストは上記“ペスト”“ピストゥー”等イタリアやフランスなどにはいくつかのヴァリエーションと名称があり、パスタソースの他様々なお料理のアクセントとして活用できます。
また、葉を利用したティーには気持ちを静める作用があり、お休み前のお茶としてもお勧めです。
「欧米料理:お野菜」に、バジルペーストと、それを使った南フランスのスープ“ピストゥー”のレシピがあります。
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