フトモモ科:常緑樹
学名:
Syzygium aromaticum
仏名:Clou de girofle(クルゥ・ドゥ・ジロッフル)
英名:Clove(クローヴ)
【概要】
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利用部位:長さ1cmほどの釘型のつぼみ(ホール、粉末)
- 肉の臭みを抑える働きがあり、ロースト肉や野菜の煮込み、魚貝類とも合わせられる。
インドやその近隣の国々で主に使うスパイスミックス“マサラ”類には必ずと言って良い程含まれている
また、刺激的ながらも甘みある香りはクッキー、ケーキ等焼き菓子にも使用し、 紅茶やワインとも相性が良く、ことにフランスなどの冬の飲み物、Vin Chaud(ヴァン・ショー=ホットワイン)には欠かせない
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フランスのミックススパイス「キャトル・エピス」(4つのスパイスという意味だが、実際には5種類のミックスもある)にも、クローヴが含まれる。
- 独特の香りが百里先までも香るといわれることから、「百里香(ひゃくりこう)」との別名もある
- 鎮痛、口臭予防効果、防腐効果
- 欧州では、丸ごとのオレンジ全体に刺し、ポマンダーという芳香剤・飾りを作る