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タイプ:ミックススパイス
仏名:Colombo(コロンボ)
【概要】
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スリランカの首都の名を持つこのミックススパイスは、カレー粉のようなもの。
フランスではアンティーユ系の移民が持ち込み、今では割と知られるもので、写真は国際フェスティヴァルの際に現地の人から買ったもの。
フランスのスパイスメーカーでも作っているので、スパイスの品揃えの良い店でなら、大抵見つかる。
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配合は、ミックススパイスの多くに同じくいろいろあり得るが、おおよそのところは、ニンニク、唐辛子(辛いタイプ)、コリアンダー、マスタード、ターメリック、塩。
生ニンンイク、生唐辛子をすり鉢で叩き潰しすり混ぜて、他のドライスパイスを混ぜて生のミックスを作ることもある。
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大抵は、見た所ターメリックの黄色が強く、香りはカレー粉によく似ている。
キメ細かさは、作り手にもよるが、大抵は細かい粉末状。
【TOMATOより】
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クスクス(Couscous:北アフリカマグレブ国の国民食)用のクスクスミックスなるスパイスもありますが、このコロンボも、同じ名の料理があります。
クスクス(料理のクスクスのスープと具の煮込み)によく似た、玉葱やニンジンなどの野菜とチキンや魚を使うなど、正にカレーと同じような感覚のシチューがそれで、湯がいた白い長粒米と共に食べるのが一般的。
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パリならレストランもありますし、マルシェにマルティニーク系のお惣菜屋さんを見かけます。 マルシェでなら、他いくつかのお惣菜と共にテイクアウトが可能。 レンジで暖めてご飯を炊いて(茹でてもどちらでもOK)すぐ食べられます。
パリで私が知っているのは、唯一バスティーユ広場から伸びるボーマルシェ大通り(Boulevard Beaumarchais)の日曜日のマルシェ。
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マルティニーク料理にこだわらず、普段のカレーに使っても、鶏のココナッツ煮やクリームソース(魚も)、その他お料理にカレー風味を加えたい時に、割と幅広く使えます。
塩が加えられているか、また、辛みの程度を把握できるよう、使う前に必ず味見してみることをお勧めします。
塩が入っていたら、香り付けだけでなく塩加減も調整すべく気を配る必要がありますし、多かれ少なかれピリ辛味があるので、好みの辛さを超えないように気をつけて。
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