ラヴェンダー/ラベンダー

シソ科:多年草
学名:Lavandula officinalis
仏名:Lavande(ラヴァンドゥ)
英名:Lavender(ラヴェンダー)

【概要】
  • 利用部位:花穂・葉・茎(生、ドライ) シソ科の常緑低木、その種類は近年も交配を重ねられかなりの品種にのぼります 全体に毛が密生し、特に葉はグレーがかっているのが大きな特徴で、多くのものが常緑であるため、観賞用の栽培も盛んです 初夏、枝先に穂をのばし、青紫色の花穂を付け、料理には主にこの花を用いハーブティーにも使われます しかし香りを楽しむには地上の全草が利用可能で、花を付け始める頃に刈り込んで蒸留抽出した精油は香料(香水、アロマオイル等)、薬等に用いる他、花や葉を乾燥させてポプリや石鹸、入浴剤等、鎮静効果(リラクゼーション作用)をもたらすとして幅広く利用されています
【栽培】
  • 日当たりと水はけ、風通しの良い所でならば栽培は手軽で、葉もよく茂るので観賞用にも向きます 酸性の強い土壌は好まないので、石灰を加えて中和します 水やりは控えめに、少々乾燥気味の状況が好ましいようです 品種によっては耐寒性が無いものもあるので大きめの鉢に植える事も可能です(ハーブとして最も利用されるイングリッシュラヴェンダーは地植え向き) 挿し枝又は株を購入される事をお勧めします
【採集時期と保存】
  • 乾燥させたものの利用が主なので、収穫後の保存も可能です ハーブとしては花を利用するので、5〜7分咲き程度の花穂を茎ごと刈り込み、丁寧に洗って水気を切ってから少量ずつ束ねて風通しの良い日陰につるして乾燥させた後キッチンペーパーなどを広げた上で軽く握って葉を落とし、密閉容器に保存します
【お料理への利用等】
  • 肉料理、野菜料理に合い、独特のフローラルな香りは他のタイム、ローズマリーと合わせての利用もされ、ラタトゥイユ(南仏風野菜の煮込み)に少量加えるとフルーティーな香りに仕上がります
【TOMATOより】
  • 案外、煮込み料理(ラタトゥイユのようなお野菜、或いはお肉の煮込み)にも合います。
    右は、デコレーション兼香りを楽しめるラヴェンダースティック。





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