マスタード/辛子

ナタネ科:一年草
学名:
仏名:Moutarde(ムタルド)

【概要】
  • 利用部位:種子(ホール、パウダー) 。

  • ブラウン、イエロー(ホワイトとも)、ブラックマスタードと、産地によって色合いが異なるためいくつかの呼び名が混在するが、刺激的な辛みと香りは共通で世界で広く利用される。
    スパイスの中では香りが少ないが、味わいは深い。

  • イエローやブラウンは主にヨーロッパ、アメリカでピクルスやマリネ、ポトフーなどの風味付けに丸ごと使われる他、ディジョン産で知られる酢などの調味料をブレンドしたペースト(粒有り、なし2タイプが主で、この他様々な香り付けしたものがある)は有名で、調理した肉に添えたり下ごしらえやドレッシングはじめソースにも利用される。
    ブラウン、ブラックはインド料理等に多く、油で熱し、ナッツに似た香りを引き出して利用する事もある。

↑ ブラウンマスタードシード
↑ フレンチマスタード

【TOMATOより】
  • マスタードと言えば、ディジョン産が有名ですが、その他にも、ノルマンディー地、パリ近郊の「モー(Moutarde de Meaux。粒タイプ)、オルレアンなど、お酢のある所、つまりワインやその他を原料とする酢のある土地あちこちで、その土地のマスタードが作られています。

  • こうしたフランスのマスタードは、肉や魚料理に添えて、お寿司にワサビを添えるような感覚で食べる他にも、ソース類に加えたり、肉に塗って焼いたり、フレンチドレッシングやマヨネーズに用いるなど、その使い道は多種多様。
    必ずしも辛味だけを楽しむものでもありません。

    「欧米料理:肉」に「ウサギのマスタード焼き」「ブルゴーニュ風チキン煮込み」等、サイト内にいくつか、フレンチマスタードを使うレシピがあります。




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