カラタチ/ビターオレンジ

ミカン科:落葉低木
学名:Poncirus trifoliata
仏名:Orange amer(オロンジュ・アメール)
英名:Bitter orange(ビター・オレンジ)

【概要】
  • 利用部位:果実(表皮) 3〜6cm程の、枝のようにしっかりしたトゲを枝の途中に付けるカラタチは、日本でも垣根としてお馴染み。 秋口頃に直径3〜5cmほどの、ゴツゴツした柚子(ゆず)のような実を付け、やがて熟すと黄色くなります。 香りは良いものの、通常、果実は酸味と共に強い苦みがるためスダチやキンカンと違って食用にはしません。
    未熟な果実をスライスして乾燥させたものを、中国で香辛料及び薬として使用する他、熟した果実の表皮を干した物を漢方で使います。
    消化促進、便通を良くする作用があるのだとか。
    以前フランスのスーパーマーケットだったかで、カラタチ・フレーヴァーのハーブティーを見かけたことがありました。
    味に苦みがあっても、香り高いエッセンスは採れるようなので、ハーブティーへの香り添えに使えるのでしょう。
    恐らく水にさらすなどして、しっかりアクを取っているものと思われますが、果皮のママレードの市販品もたまに見かけます。




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