学名:
Schimus terebinthifolus
仏名:Poivre rouge/rose(ポワーヴル・ルージュ/ローズ)/Baie rose(ベ・ローズ)
英名:Pink pepper(ピンク・ペッパー)/Red pepper(レッド・ペッパー)
【概要】
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原産はインドのつる植物の種子をスパイスとして利用する、緑、グレー、黒、白コショウと同等に「コショウ」と呼ばれるが、実は全く異なる植物の実。
ピンクから鮮やかな赤色の薄い皮で包まれた種をスパイスとして利用する。
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写真は、手前の赤い粒が赤(ピンク)コショウ。 奥がグリーンペッパー(緑コショウ)。
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他のコショウに似た辛味の他にフルーティーな風味を持つため、粒のままマフィン等製菓作りにも用いることが出来る。
また、白黒緑コショウと共に、或いはそれらに加えてコリアンダー(種丸ごと)、オールスパイス(種丸ごと)と混ぜてミックススパイスとしても利用出来る。 こうしたものは、挽肉料理(例えば中東、ギリシャやイラク等のムサカなど)への香り付けに合う。
また、鮮やかな色は料理のあしらいにも用いられる。
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他のコショウ同様に、粉末にすると香りが逃げやすくなるため、粒のままコショウ挽きを利用するのが、最も良い香りを楽しめる手段。 単品スパイスとしては大抵、丸ごとの粒で販売される。
黒及び白コショウに比べると中の種からの皮離れが良いため、コショウ挽きは良いものを使わないと、割れた殻が引っかかったり大きなまま出て来てしまったりするので注意を。