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シソ科:多年草
学名: Salvia officinalis
仏名:Sauge(ソージュ)
英名:Sage(セージ)
【概要】
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利用部位:葉(ホール、粉末)
生の葉も充分利用できますが、乾燥したものの方がより香りが強くなります
防腐効果と肉の臭み消しの効果がある事から、ハーブとしてはソーセージやハンバーグ等の肉(特に挽肉)料理に多く利用されています
殺菌作用、消化促進、解熱等その薬用効果(葉に含まれるフェノール酸によるもの)が知られ、かつては万能薬として扱われていました
学名の“Salvia:サルヴィア”はラテン語の「salvale(サルヴァーレ):救う」が語源で、“救いの草”と呼ばれ、その幅広い効能が古くから知られていた事を示しています
【栽培】
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セージの仲間(学名でSalvia〜と付く分類)には500もの種類があると言われ、よく知られたところではパイナップルセージ、メキシカンセージ等、主に観賞用に親しまれる花の美しい種類も多く、近年はとりわけ栽培も盛んで交配種も多く出回るようになりました(香りはそれぞれに違いがあり、ハーブからかけ離れたようなものも有ります)
日当たりの良い所でならばプランター栽培も手軽で、勿論花壇にも向きます
【採集時期と保存】
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乾燥した葉も利用できるため、収穫後の保存も可能です
他の多くのハーブ同様、花を付ける直前が最も香りが良いとされています
茎ごと刈り込む場合は、丁寧に洗って水気を切ってから少量ずつ束ねて風通しの良い日陰につるして乾燥させた後、葉のみを密閉容器に保存します
葉のみを取り込む場合も洗ってから風通しの良いところへ広げ、しっかり乾燥したら密閉容器に保存します
【お料理への利用等】
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上記の他にも、パスタやニョッキのソースとしてオイルやバターで刻んだ生葉を和える等、ドライは勿論、フレッシュなものもイタリアのみならず現在も原産地であるヨーロッパで多く利用されています
セージのティーは消化促進に、また、口内炎改善やのどに良いとされうがい薬としても利用可能です
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