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マメ科:樹木
学名: Tamarindus indica
仏名:Tamarin(タマラン)
英名:Tamarind(タマリンド)
【概要】
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利用部位は主に果実(サヤと種子)。 インドやタイ料理によく使われます。
タイでは、小振りのアカシアの葉に似た葉と花もスパイスとして利用するのだとか(私はサヤの方しか使った事がありません)。
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固く、部分的にへこみのある筒状の6〜12cm程のサヤの中に3〜10個程度の種が入っており、その種の周囲の果肉部分が主に利用する部分で、さほど香りは強くありませんが、甘酸っぱくフルーティーな独特の味があります。
これをまとめて固めた状態やペーストがあり、水に溶くなどして利用します。
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お料理への香辛料としての他、お砂糖漬けやキャンディー、エキスを取って清涼飲料の香り付け、ペクチンと呼ばれるゼラチン成分を抽出したり、市販のソース等加工調味料に使われる事もあります。
ヴィタミンを多く含み、腎・肝臓に良いとされる他、インドでは赤痢等の薬としても調合されます。
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また、アジア料理の影響も受けるクレオール料理にも使われます。
【参考レシピ】
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日本でもフランスでもあまり一般的ではないため、グルメ・ガーデンに特にレシピは用意していませんが、最も手軽に入手できるのは恐らく果肉(と種が入ったものもある)を固めたパテ状のものでしょう。
パテ状のものはぬるま湯に10〜20分程浸して指先で崩せる程度に柔らかくし、その汁をこすか、繊維質を取り除いた果肉を料理などに利用します。
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