タイム/たちじゃこうそう

シソ科:多年草
学名:Thymus vulgaris
仏名:Thym(タン)
英名:

【概要】
  • 利用部位:葉(茎・花穂も可能)(生・ドライ)。
    ほんのり甘く、同じシソ科のサボリー(セイボリー/きだちはっか)にも共通する爽やかな香りながら、和名にジャコウソウとある通り麝香(じゃこう:ムスク)に似た奥深い芳香も感じられます。
    肉の臭み消しに効果を発揮し、セージ同様挽肉料理にも頻繁に利用されます。
    南仏のミックスハーブ「エルブ・ドゥ・プロヴァンス」の一材料でもあり、野菜、卵、クリームの類とも良く合い、利用範囲はとても広いハーブの一つでしょう。
    ハーブティは香りは勿論、薬用効果もあります。


【栽培】
  • 栽培が手軽で、鉢植えかプランターに一株植えるとかなり繁殖します。
    種からでも良いですが、挿し木で増やすとなお手軽です(我が家の株は近所の植え込みから頂いてきたもの)。
    元気に育つと鉢植えやプランターではしだれるようになって来るので、こまめに刈り込み風通しを良くしてあげると更に新しい芽や脇芽が育ちます。
    日当たりの良いところを好むと言われがちですが、木の木漏れ日程度の日光でも充分発育します。
    ただし、日本の梅雨時のような高温多湿は好まないので水はけの良い土壌を選びましょう。


【採集時期と保存】
  • 乾燥した葉も利用できるため、収穫後の保存も可能です。
    他の多くのハーブ同様、花を付ける直前が最も香りが良いとされていますが、花ごと収穫・利用しても大丈夫です。
    茎ごと刈り込み、丁寧に洗って水気を切ってから少量ずつ束ねて風通しの良い日陰につるして乾燥させ、キッチンペーパーなどを広げた上で軽く握って葉を落とし、密閉容器に保存します。






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