マダムTOMATOの“グルメ・ガーデン”
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mes recettes
更新日 mise en ligne le 1er fev. 2001
remise en page le 13 mars 2012
ロシアのクレープ:ブリンチキ風 Blinis

フランス国内のスーパーには、「Blinis」という名でパック詰めのものが出回っています。
クレープと呼ぶにはちょっと厚め、パンケーキと呼ぶにはちょっと薄めの微妙なところ。 サイズは手の平程度のものから、おつまみようにもっと小さく焼いたものもあります。
ロシア名がそのまま導入されたのかと思いきや、実は本場での名は「ブリンチキ」(ロシア通のAkikoさんよりお知らせ頂きました)。
しばし謎の食品でしたが、同国出身の知人に尋ねてみたらどうやら簡単に作れるとのことで、早速レシピを尋ねてみました
空で覚えている彼女の分量はあまりに大量かつちょっと手間がかかるので(かつ、帰宅したら正確な分量を忘れていました)、更に手軽に作れるようにアレンジしてあります
ブリンチキ風とちょっと曖昧な名称を付けたのは、私が本場で食べたことが無いためです
最後に加える卵白がふんわり感の決め手、キャヴィアが無くともお好みのトッピングでどうぞ

材料 : 4人分
  • 小麦粉:340g
  • 牛乳:280cc
  • ドライイースト:小さじ2
  • 玉子(M玉):3個
  • 塩:小さじ半
  • 砂糖:小さじ1

  1. ボウルに粉をふるい入れる
    牛乳を小鍋で人肌程度に温め、イーストを混ぜ溶かし、10分置く

  2. イーストを加えたミルクに卵黄3個を加えて溶く
    (卵白は別によけておく)これを1のボウル、粉の中心部にくぼみを作って流し入れ、ゴムベラなどで均一に混ぜる
    暖かい部屋又は40度程度の湯を張った鍋等に置き、およそ1時間発酵させる
    (パン生地と違って、倍量にまでは膨らみません)

  3. 2のたねのイースト発酵が終わる頃、あらかじめよけておいた卵白をつのが立つまで(メレンゲ状に)泡立て、たね生地に半量ずつ加えよく混ぜる

  4. フライパンにバター少量(分量外)を弱火で熱し、よく暖まったら生地をレードルなどですくい取って流し入れる
    直径10cm程、厚さはクレープ生地と違って生地の伸びが悪いので、可能ならば7〜8ミリ、厚くても1cm程度に広げる
    片面を焼いていると表に見えている面が乾いてくるので、それを目安に裏返し、両面を焼く
    焦がさないように弱火を保ち、焼き上がったものはアルミホイルにくるんで冷めないようにしておく
    残りの生地も同様にして焼き上げる

    トッピングはサワークリームにディルの葉(香草)を刻んで混ぜたもの、キャヴィアやイクラ、トビ子と呼ばれる魚の卵等、お好みでどうぞ
※パンのようにこねて弾力を出すわけでは無いので、薄力粉でも大丈夫だとは思いますが、ここでは強力粉を使っています
※我が家ではわざわざサワークリームを入手するのが面倒なので、ミルクベースのお手製フレッシュチーズを使っています
レシピは「欧米料理:その他」に。
※雑談中に教わったレシピでは、粉に卵黄を混ぜた後ミルクを加え、溶かしバターも生地に混ぜ込んで作るというものでした
初めてトライした際、実は私はこのバターをすっかり忘れていたのですが、それでも充分美味しいので焼き油にバターを香り付け程度に利用し、カロリーを控える事にしました
※手間はかかりますが、一口サイズに焼き上げたものにあらかじめトッピングを乗せて大皿盛りにすれば、食前酒等のおつまみにもなります。
※冷蔵庫で数日保存出来ます
その際は乾燥を防ぐためラップなどでしっかり包み、食前に重ねてアルミホイルで包んで弱火のオーブン又は1枚ずつ弱火のフライパンで温めます

●2005/1月 YUKI さん(ゲストブックにて)
年末のおもてなしにブリニスを作らせていただきました。アペロ用に小さくひとくちに焼いたのですが、TOMATOさんの分量で50枚も出来ましたよ!
今まで売っているものを買って食べていたのですが、手作りはやっぱり美味しかったです。(焼き立てをそばから頬張ってしまいました。笑)
気になっているのに挑戦していないレシピがたくさんあるので、今年はいろいろ作ってみたいです。





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