マダムTOMATOの“グルメ・ガーデン”
http://www.franco-japonais.com/tomato/
mes recettes
更新日 le 30 cotobre 2015
remise en page le 15 mars 2012
ティラミス Tiramisu

今更という気もしますが、以前日本で大流行したイタリアのデザート、ご存知無い方の方が少ないかも
レシピにも様々あって、玉子の黄身を多めにしたり、殆ど泡立てずに混ぜるだけだったり
また、ローマに居る従姉妹が知らせてくれたレシピは2パックのマスカルポーネに対し卵黄6つ、卵白4つという大家族向けのものでした
こちらにご紹介するのは勿論我が家版レシピ、ビスケットが無ければ甘味控えめのスポンジケーキで代用できます
器ごとテーブルに出せるタルト型やグラタン皿等、ある程度深さがあるものを使い、2段ぐらいが丁度良いと思うのですが器が小さければ3段にしても良いです
※ティラミス(tira-mi-su)とは伊語で「私を元気付けて」という意味だそうです。
※ここで使うビスケットについては、「食材ガイド」にビスキュイ・キュイエールとして掲載していますので、分からない方はご参照下さい。



材料:約6人分
玉子:2個
マスカルポーネチーズ:250g
砂糖:80〜100g
ビスケット:約30本
エスプレッソコーヒー:約150cc
無糖ココアパウダー:小さじ1半

<必要な道具(目安)> 深みのある器、ボウル、泡立て器(手動か電動)
<賞味期限> 冷蔵庫で3日。
<手順> フィリングを作り、コーヒーに浸したビスケットと層に分けて重ね、ココアをふる。

  1. エスプレッソコーヒー(インスタント珈琲の場合はやや濃いめに)を用意し冷ましておく
    マスカルポーネチーズを常温に戻しておくと後に混ぜる際ダマになるのを最小限に抑えられます

  2. ボウルに玉子と砂糖を入れ泡立て器で白っぽいクリーム状にする
    (ヴァニラエッセンスを加える場合はここで)
    これにマスカルポーネチーズを加え泡立て器で均一に混ぜ合わせる

  3. 器(我が家では22cmの陶器のタルト型)の底にビスケットを敷き詰め、用意しておいたコーヒーをスプーンを使って全体に染み込ませる(様子を見ながら量を調整します)
    これに2のクリーム半量をまんべんなく流し込み、表面を平らにならす
    その上にもう一度ビスケットを並べてコーヒーを染み込ませ、残りのクリームを流し表面をならす

  4. 茶こしなどにココアパウダーを取り、3の表面に均一にふりかけてからラップ又はアルミホイルで覆って冷蔵庫で最低2〜3時間寝かせる
    切り分けてサーヴします

※ここで使うビスケットは長さ10cm幅1.5cm程のイタリア又はフランス発祥の軽いビスケットで、片面にグラニュー糖が付いています
日本語名称が分からないのですが、フランスではboudoirs、同じ様なビスケットに、シャンパーニュに合わせて供される淡いピンクに着色されたものがあります
※砂糖の量は、ビスケットにグラニュー糖がまぶされているのでやや控えめにしています
甘党の方は好みで追加して下さい
※ヴァニラエッセンスはお好みで
私はチーズの香りを損なわぬよう加えていません

●2003/12月 りんこさん(ゲストブックにて)
今日はお友達にご招待されたので、ティラミスを作って持っていったら大好評でした!マダムのレシピは大活躍です。 2つ教えてください。 1、あのティラミスのソースに挟むビスケットは、コーヒーが多かったせいか(目分量で加えてしまいました・・)トロトロに溶けてこれまたソースのような舌触りだったのですが、あれで良かったのでしょうか。それともビスケットの食感が多少でも残ったほうがいいのでしょうか。 2、もし渋い大人向けにするべく、香りつけにお酒を加えるとしたら、ブランデーがいいのでしょうか。そしてそれはコーヒーに加えますか。それともチーズソースに加えたらいいのでしょうか。

TOMATOより:ティラミスに加えるアルコールは、ブランデーでもアルマニャックでも、お好みのもので良いと思いますよ。 カフェにあわせてコーヒーにカルーアや、BALLYS(BALLY'Sだったかな?)のアイリッシュクリームや、GODIVAのショコラリキュールでも面白いかも。
チーズクリームにあまり水分を加えてしまうと、時間が経つと水が出てきてしまうので、リキュールなどを加えるならコーヒーの方が良いと思います。
ビスケットのほうは、カリッと 又はサクッとした食感が残らないもののコーヒーシロップでグシャグシャになってしまわない程度、ちょっと分かりにくいのですが、ビスケットがすっかりしっとりしたところでストップするくらいが丁度良いです。作ったら少し置いて味を馴染ませますが、その際、ビスケットに極々僅かに吸収する余裕を残してあげると、チーズクリームの水分を少し吸うんです。 ここからは好みの問題なのですが、私はクリームの水分も少しだけ吸って完全にしっとりするものの、とろんと流れ出さないくらいにきちんとビスケットが場所におさまっていてくれるよう作っています。 なぁんて言うと難しそうなのですが、私ももっぱら目分量なんです。
2〜3回微妙に分量を変えて作ってみると、好みのビスケットの「しっとり具合」を見付けられると思います。 サクサクしたままだったり流れ出る程にふにゃふにゃだったりしなければ大丈夫だと思います。
その後追記&修正:加えるアルコールは少量なので、「クリームの方にに入れるのが一般的」だそうです。





© Mme.TOMATO : "Gourmets Garden" de Mme.TOMATO
All rights reserved / Tous droits résérvés