マダムTOMATOの“グルメ・ガーデン”
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mes recettes
更新日 mise en ligne le 3 nov. 2004
remise en page le 17 mars 2012
ホロホロ・ショコラクッキー Biscuit fondant au chocolat

つい先日のこと、「ブールドネージュ」というクッキーのようなものの作り方を知りませんか?との問い合わせメールが届きました。 どうやらどこかで販売されている商品名で、語源は“ブール・ドゥ・ネージュ:Boule de neige”、雪の玉というフランス語をちょっとおかしくしたネーミングらしいというところまでは分かったのですが、いかんせん実物を味わったことがないので真似て作ることができず、レシピはご勘弁願うほかありませんでした。
それでもネット上販売している写真を1枚見付け、それを見る限りではこのサイトにレシピを掲載している“ポルボローネス”に衣掛けしたような、ホロリと口溶けの良いクッキーのようなものらしいことは察しが付きます。
そこで、勿論そのものではありませんが、家で時々作るココア風味のクッキーをひとひねりして“それっぽい(かもしれない)”レシピを1つ作成しました。
ココアを抜いてしまうとホロホロッともろい口当たりを楽しめないので、シンプルなバター風味のレシピはありません。
これからのシーズン(現在11月)、雪化粧したコロンと丸いショコラクッキーは、クリスマスやヴァレンタインにも楽しめるのではないかしら? 小さなお饅頭のようで、和風な演出も出来そうで、粉砂糖を日本のお砂糖“和三盆”にしても良いですよ。

材料 : 15〜20個弱分正味量
  • 薄力粉:120g
  • 無糖カカオパウダー:30g
  • バター:80g
  • アーモンドプードル:50g
  • グラニュー糖:50g
  • 粉砂糖:大さじ3〜4程

<必要な道具(目安)>
・ボウル1
・湯煎用鍋など
・ゴムべら
・小鉢かお茶碗

<賞味期限>
丸一日寝かせてから賞味
保存は3〜4日迄
  1. ボウルにバターとグラニュー糖を入れて湯煎にかけ、バターをすっかり溶かして混ぜ合わせてから、火からおろす
    これにアーモンドプードルを入れてゴムベラでしっかりと混ぜ合わせる

  2. 小麦粉とココアパウダーを併せてふるい、2回に分けて1に加え、ゴムベラで生地を切るようにして粉っぽさがなくなるよう混ぜ合わせる
    生地をまとめてラップで包み、30分〜1時間程、涼しいところで休ませる(冷蔵庫に入れると固くなって形成に苦労するので、涼しい季節なら常温で良い。 暑い時期なら冷蔵庫で休ませ、形成に移る前に常温に戻してから次のステップへ:ここで1晩冷蔵庫で保存できます)

  3. オーブンを170度にセットして余熱を入れておく
    天板は取り出し、クッキングシート(無ければアルミホイル)を敷く
    寝かせておいた生地をクルミよりも小さめにとりわけ、直径2.5cm程のボールにまとめて、1cm以上間隔をあけてクッキングシートに並べる

  4. 温めておいたオーブン中段で15〜20分程焦がさないように焼き、焼いている間に小鉢などに粉砂糖をふるい入れておき、焼けたクッキーが熱いうちにその中を転がしてまんべんなく粉砂糖をまぶしてから、お皿などに並べて完全に冷ませば出来上がり
※オーブンはしっかり温めてから焼き始めて下さい。 中途半端に生ぬるい程度で焼き始めると、クッキーがダラリと型くずれしてしまう恐れがあります。
温度は低めで、焦げ色が付かないように(ココアの色であまり見えませんが、“黒”にならないように)じっくりと焼きます。 中まで火が通らないと食感も味もマズマズの仕上がりになってしまうので気を付けて
※粉砂糖は、クッキーが完全に冷めてしまうとくっつきが悪くて、とてもとても薄化粧になってしまうので、完全に冷める前にお箸などでそっとつまんで手早くからめましょう。
※上にも書きましたが、ココアを入れずに作ると、ホロリとした食感が得られないので、ココア抜きが良ければ別レシピをご参照下さい。 作り方は異なります。


頂いたご意見
●2005/3月 しまちさん(ゲストブックにて)
前々から作りたいな〜と思ってたホロホロショコラクッキーを昨日作りました。ココアの風味が効いていてとっても美味しかったです!チョコ好きなダンナさんも喜んで食べてました。バターをすっかり溶かして作業できるのは寒い時期は室温になかなかもどらないから簡単でいいですね。
最後の粉砂糖をまぶすタイミングを急ぎすぎて多少べたついてしまいましたが、自分達で食べるには全く問題ないって感じです。プレゼント用に作る時は気を付けないと…。





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