マダムTOMATOの“グルメ・ガーデン”
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mes recettes
更新日 mise en ligne le 11 décembre 2003
remise en page le 18 mars 2012
胡麻クラッカー Crackers aux sesames

おやつのみでなく、アペリティフ(食前酒)と共にちょっとつまむビスケットやクラッカー、オリーヴ漬、カナッペなども、フランスでは“アペリティフ”或いはビスケットの場合は“ビスキュイ・アペリティフ”と呼ばれます。
そんな“ビスキュイ・アペリティフ”として楽しめるのが、このクラッカー。 サクッとパリッとした食感と塩味に、香ばしい胡麻風味が加わった、割と万人受けする味わいです。
胡麻に代えてケシの実にしたり、胡麻とケシの実を半々に、それともどちらも加えずチーズやハーブを散らすなど、色々な応用も楽しめます。
形についても、ここではパイカッター(ギザギザのないもの)を使ってトライアングルにしていますが、四角、丸、クッキーの抜き型を使ったり、ナイフを使ったり、好みの形でお楽しみ下さい。

※湿気を帯びると味わいも落ちるので、焼き上がって冷ましたら缶など湿気の入らない容器に入れ、3〜4日以内に食べきりましょう。 生地はフタをできる容器に入れて冷蔵庫で2日程度保存できます。
(近々もう一つ、アレンジ版のレシピも追加します)。

材料 : おつまみ6〜8人分
  • 小麦粉:250g
  • ベーキングパウダー:小さじ1
  • 白又は黒胡麻:大さじ4
  • バター:60g
  • 冷水:約120cc
  • 塩:小さじ1/4
  • 砂糖:大さじ半

<必要な道具(目安)>
・大きなフライパン
・あればニンニク潰し

<賞味期限>
出来立てを賞味

  1. 乾いたフライパンか鍋に分量の胡麻を入れ、香りが立つまで焦がさぬように乾煎りして冷ましておく
    ボウルに小麦粉とベーキングパウダー、塩、砂糖をあわせてふるい入れ、薄切りにしたバターを加えて指先でバターを擦り潰すようにして粉と混ぜる

  2. 1のボウルに冷ました煎り胡麻を加え混ぜ、中央にくぼみを作って水を120cc弱加えて、菜箸などで粉と混ぜ合わせる
    あらかた混ざったら手で生地をまとめ(水分が足りなければ、様子を見ながら少し水を追加する)、まとまった生地を丸めてプラスティックフィルムなどで包み、冷蔵庫で1時間寝かせる

  3. オーブンに余熱を入れる
    寝かせておいた生地を二分し、必要ならば少量の強力粉を打ち粉にしてそれぞれ厚さ2mmにのし、ナイフ、パイカッター、もしくは型抜きを使って適当なサイズに切り分け、オーブンペーパーを敷いた鉄板に並べて生地全体をフォークでつつく(のした生地全体をフォークでつついてから型抜きしても良い)
    180℃のオーブンで8〜10分、薄いきつね色になるまで焼き、完全に冷ませば出来上がり
    カリッと仕上がるように焼くのがコツ、焼き上がりが今ひとつだったら、もう一度熱いオーブンに戻して乾燥させます
※小さなトースターでも作れますが、熱の回りが早いので目盛は弱めにして焼きます
早々に焦げてしまいそうな時には、アルミホイルをかぶせるなどして調整しましょう
頂いたご感想
●2005/1月 りんこさん(ゲストブックにて)
胡麻クラッカーは白胡麻を香ばしく炒ったので生地にブラウンの粒々が映えて見た目も美味しく出来ました。ちょっと厚ぼったく出来ちゃったかなとも思いますが、歯ざわりはパリッとして初めてにしては満足のいく出来に仕上がりました。次回はもう少し薄く焼いてみようと思います。
我が家では主人が甘いものが苦手なので、ケーキを作る際は「お裾分けリスト」を頭の中で準備していないと余ってしまって大変なのですが、今回の胡麻クラッカーは甘くないので主人が珍しく(スイーツに関しては初めて?!)美味しいと喜んで食べてくれました。でも食べ方は完全にアペリティフとしてでした。お酒に合うようです。

●2005/1月 りんこ さん(ゲストブックにて)
胡麻プリンでは塩味の効いた白胡麻で失敗してしまいましたが、胡麻クラッカーに関してはその若干の塩味がクラッカーの味を引き立たせてくれて、塩味のない黒胡麻バージョンより美味しく出来ました。






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