マダムTOMATOの“グルメ・ガーデン”
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mes recettes
更新日 mise en ligne le 19 mars 2003
remise en page le 17 mars 2012
スペイン風ロールケーキ Brazo de Gitano

“ジプシーの腕”という名のスペインのお菓子。
スペインのデザート類には卵を大量に使う物が多々あり、これも例外ではありません。
本当はケーキ生地には全卵を、カスタードクリームには卵黄のみを使うものなのですが、お菓子を作るととかく卵黄のみ、卵白のみと残りがち。 そこで我が家ではカスタードクリームは全卵、生地には余った卵白を再利用と、ちょっとアレンジしてしまっています。
ここでご紹介する分量もそうした余り物集めのレシピですので、きちんと材料を揃えたい方へは注釈を加えています。
卵の香りがふんわり香る優しい味わいです。
なお、ジプシーのことはフランス語ではジタン(同名のタバコが世界的にも知られています)、スペイン語では“ヒターノ”といった風に発音されるそうです。

材料 : 1本分
    <ケーキ生地用>
  • 卵白:2個分
  • 全卵:1個
  • 小麦粉:80g
  • ベーキングパウダー:小さじ3/4
  • グラニュー糖:大さじ3
  • 塩:1つまみ<カスタードクリーム用>
  • 全卵:1個
  • グラニュー糖:50g
  • シナモン:小さじ1/3
  • 牛乳:220cc
  • コーンスターチ:大さじ2

  1. カスタードクリームを準備する
    鍋に全卵、グラニュー糖、シナモンを入れて卵を解きほぐしてから冷たいミルクとコーンスターチを加え、粉のダマが完全に無くなるまで混ぜる
    これを弱中火にかけ、丁寧に鍋底からかき混ぜながらもったりと重たい質感のクリームにし、あら熱を取っておく

  2. ケーキ生地を作る
    オーブンを180度に温める
    26×26cm程の天板にオーブンペーパーを敷く
    卵白と全卵にグラニュー糖と塩を加えてよく泡立てる
    これに粉とベーキングパウダーを合わせてふるい入れ、サックリと混ぜて天板に流し込み、温めておいたオーブンで10分弱、ふっくらとして焼き色が付くか付かないかという程度に焼き上げる
    焼けた生地はオーブンから出してあら熱を取っておく

  3. ケーキ生地をパレットナイフなどを使ってオーブンペーパーからそっと剥がし、縁2cm程は薄めに、中心になる側にやや多めにクリームをまんべんなく塗って、ペーパーの端を持ち上げてそっと巻く
    巻き終えたらペーパーで筒状に包み、ラップで固定するように包んで半日ほど寝かせれば出来上がり
    端から太巻きのように好みの厚さにスライスして召し上がれ
    コーヒーや紅茶に合いますよ
※お菓子作りで余った卵白は冷凍保存が可能です
自然解凍した卵白でメレンゲを作るときめ細かな泡立ちでしっかりとしたメレンゲになる利点もあるので、余ったら無理に使わず1個分ずつ分けて冷凍してしまいましょう
※このレシピに使える卵白が無ければ、L玉1個を卵白に代えて使って下さい
※加熱するとはいえ卵を使っているので、保存する場合は他の匂いが付かないようにキッチリラップで包んで冷蔵庫で
3〜4日以内に食べきりましょう






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