マダムTOMATOの“グルメ・ガーデン”
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mes recettes
更新日 mise en ligne le 25 octobre 2003
remise en page le 15 mars 2012
南米の揚げパン“ブニュエロ” Bunuelo

どうやら本当は南米コロンビア辺りで親しまれるもので、そこではとうもろこし粉を使うとか、アメリカに行けばイースト発酵させた生地を丸めて揚げて膨大な量のお砂糖(シナモンシュガー)を振りかけて味わう単なるドーナッツだったり、スペインでは揚げシュー同然のものだったりと、「これぞブニュエロでございます」と断言できるのはそれぞれの国で日常的に作っている人だけのようです。
従って今回のレシピはあくまでも我が家ヴァージョン、イースト発酵させずベーキングパウダーを加えているので、仕上がりはどこぞのドーナッツ屋さんの“オールドファッション”ドーナッツのチーズ味といったところ。
本物との距離は別として、おやつのみならず、人が集まるアペリティフ(食前酒)のお供や、私は鴨やチキンの煮込み料理に添えてソースと共に味わうのも気に入っています。

材料 : 約30個分
  • 薄力粉と強力粉半々:260g
  • ベーキングパウダー:小さじ1
  • 塩:小さじ1/3
  • パルメザンチーズ粉:50g
  • 砂糖:小さじ半
  • バター:40g
  • ミルク:約60cc
  • 玉子:2個
  • サラダ油など揚げ油:鍋に多めに

  1. ボウルに小麦粉とベーキングパウダー、塩、砂糖をあわせてふるい入れた後、すりおろしたパルメザンチーズを混ぜておく

  2. 小鍋にバターを入れて完全に溶かしてからあら熱をとり、ミルク(水分調整用に少し残しておく)と玉子をよく溶き混ぜる
    これを1の粉に注ぎ、まずは菜箸などで全体を混ぜ合わせる
    あらかた混ざったら、生地を手でこね合わせる
    ここで水分が足りないようなら残りのミルクも加えて、万が一水っぽくて少しこねても生地がまとまらない時は、ほんの少し小麦粉を追加する
    生地をこねるのは長くても5分弱、チーズや玉子液が均一に行き渡り、生地が丸められるようになれば良い
    そのままラップなどをかけて半時間ほど休ませる(20度程までなら常温でOK)

  3. フライ用鍋に揚げ油をたっぷり注いで温める
    量は、鍋底から6cm以上(ゴルフボールが沈むくらい)
    揚げる始めの温度確認は、ヒヨコ豆サイズに丸めた生地を落として、すぐに細かい泡を出し15秒ほどで浮き上がる程度

  4. 2の生地をクルミ大に丸めて、熱した揚げ油に重ならないように1つづつ丁寧に落とし、きつね色になるまで揚げる
    時間は、鍋のサイズや一度に落とす生地の量にもよりますが、10個程入れて10分程度でしょう
    熱々のうちに召し上がれ
※我が家では小麦粉はTYPE55を使っています
そのため、日本の粉の場合は薄力粉と強力粉半々と記載しますが、恐らく薄力粉だけでも充分美味しく作れると思います
※一度に全て揚げておき、残ったらトースターで温めなおしても(焦がさないように)楽しめますよ





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