マダムTOMATOの“グルメ・ガーデン”
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mes recettes
更新日 mise en ligne le 2 mai 2003
remise en page le 17 mars 2012
南国フルーツ ノンシュガーケーキ Gâteau aux fruits, sans sucre

2003年春、ゲストブックにてTさんから寄せられた「お砂糖アレルギーの人でも大丈夫なお菓子」とのご質問にお応えしようと作ってみた、ノンシュガーケーキの一つです。
一作目はリンゴとレーズンを煮てヨーグルト入り生地でまとめて焼いたもの。 そちらのレシピはまだゲストブックに試作品として簡単な説明を加えただけでページは今後用意する予定ですが、今回は、南の島のイメージの3種類のフルーツを使って、お砂糖や蜂蜜を一切使わず、果物の自然な甘味だけを頼りに“甘いケーキ”に仕上げてみました。
実は、1度デーツ(ナツメヤシの実)をたっぷり150g使って焼いたところ、あまりに甘過ぎて閉口したほど。 グラニュー糖も上白糖等々の類も一切加えていないとは思い難く、ブラウンシュガーを使ったような味わいです。
一点注意して頂きたいのは、「ノンシュガー」が必ずしも100%「ダイエット」に繋がるわけではないという事。
フルーツが持つ甘味は、グラニュー糖などとは原料こそ異なりますがカロリーは勿論含んでいますので、カロリーオフと理解してしまわないように気を付けて。
味わいは結構甘めで普通のお菓子として充分楽しめるので、ダイエット用ならばほんの少しをよ〜くかんで味わいましょう。
今後他のフルーツでも色々試してみて、レシピを追加する予定です。
マフィンカップに作ればフルーツマフィンになります(小さめならば6つくらいはできると思います)。

材料 : 10×18cm程のパウンド型1
  • よく熟したバナナ:300g
  • デーツ(ナツメ椰子の実):110g
     又は干し柿を同量
  • ココナッツファイン:大さじ山4
  • バター:50g
  • ミルク:大さじ3〜4
  • 玉子:1個
  • シナモン:小さじ1/3
  • 小麦粉(薄力粉)180g
  • お塩:軽く1つまみ

  1. オーブンを170度に熱しておく
    型に薄くサラダオイルかバターを塗っておく(クセの無い植物油を使うとお菓子の風味に影響が出ません)
    バターは薄くスライスして小鍋に入れ弱火か湯煎にかけて溶かし、固まらない程度にあら熱をとっておく

  2. デーツは種を除いて(上記は種抜きの分量)みじん切りにしてボウルに入れる
    このボウルにバナナを入れて、端から丁寧にフォークで潰す
    更に玉子、シナモン(お好みで)、ココナッツファイン、塩を加え、泡立て器でくっついたデーツをほぐしながら均一になるよう混ぜる
    これに溶かしバターを加え、更に混ぜる(ここまでは徹底的に混ぜて構いません)

  3. 小麦粉とベーキングパウダーをふるって2のボウルに加え、ゴムベラで生地を切るように混ぜる
    ここで生地をこねてしまうと膨らみが悪くなるので、粉っぽさが無くなるように混ぜるのは大切ですが、コネコネとあまり長時間かけて練らないように気を付けて

    オイルかバターを塗っておいた型にこの生地を均一に流し込み(型を5cm程持ち上げて平らに数回落としても良いです。生地がもったりめなので空気はあまり抜けませんが)、温めておいたオーブン180度ほどで25〜30分ほど焼く(小さなマフィンカップならもう少し短め)
    竹串などを刺して、ねっとりした生地がついて来なければ焼き上がり
※オーブンの上火の強さにもよりますが、生地表面のドライフルーツが焦げてしまいそうな場合は一旦膨らんで表面に薄い焼き色がついたらホイルをかぶせると良いです
※小麦粉は我が家ではTYPE55を使っていますが、日本の粉の場合は薄力と強力粉を半々ぐらいに混ぜるか、薄力粉だけでも良いです
※ココナッツファインは、ココナッツの白い果肉を刻んで乾燥させたもので、細かい細切り状のもの
デーツはナツメ椰子の実、ドライフルーツ(こちらは食材ガイドに写真付ページがあります)、ちょっと干し柿に似た味なので、干し柿でも良いです
この量で甘味調整できます
※オーブンから出して冷ましてから召し上がれ
焼きたてを味わっても構いませんが、1日置くと生地全体が馴染んでしっとり、また違った美味しさになります






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