マダムTOMATOの“グルメ・ガーデン”
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mes recettes
更新日 mise en ligne le 5 dé,cembre 2004
remise en page le 15 mars 2012
ミントチーズケーキ Cheesecake a la menthe

チーズケーキ大好き人口密集地の日本では、色々なヴァリエーションの一つとしてお家で作る人もいる「ミントチーズケーキ」ですが、チーズは色々あって、アルザス地方ではチーズケーキ(タルト)も作るものの、レアチーズケーキにはあまり馴染みのないフランス人には面白いのではなかろうかと、最初に試作品を相棒に味見させようとテーブルに出した時の一言:
「なんだコレ! 火星人歓迎パーティーの準備?」
口は減らないし食欲も衰えない彼は、“普段のデザート”とは似てもにつかない色合いに恐る恐るスプーンを突き立て・・・ 結局味の方は好評でした。
我が家では、アルコール分を含まないミントのシロップを使っていますが、抵抗が無ければミントリキュールでも同じ様な色合いを実現できます。
クリーミーな中に不思議な清涼感が加わったレア・チーズケーキです。

材料 : 直径24cmの丸型1つ:6〜8人分
    <下敷き>
  • バター:60g
  • チョコレート:40g
  • ビスケット*:150g
    <フィリング>
  • リコッタチーズ:500g
  • 生クリーム:200g
  • ゼラチン:12g
      (粉末のゼラチン大さじ2)
  • ミントシロップかリキュール:大さじ6
  • グラニュー糖:80〜100g
  • ミルク:80cc

<必要な道具(目安)>
・直径22〜24cmの丸型
 底が抜けるタイプ
・ボウル
・中鍋
・ホイッパー
・フードプロセッサ(あると便利)

<賞味期限>
冷蔵庫で3〜4日
  1. ビスケットを砕く:フードプロセッサを使うか、清潔なビニール袋にビスケットを入れて麺棒などで叩いて砕く
    中サイズの鍋にバターとチョコレートを刻んで入れて湯煎で溶かし混ぜ、砕いたビスケットを加えて混ぜ合わせてから、ケーキ型の底に平らに敷き詰めて表面を平らにならしながら押し固める

  2. ボウル又はフードプロセッサにリコッタと砂糖半量を入れよく混ぜて、できるだけなめらかにしておく

  3. ゼラチンに水を注ぎ10分程ふやかす
    この間に、生クリームに砂糖半量を入れて7分立てに泡立てる(電動でも、面倒でなければ手動ホイッパーでも良い)

  4. ふやかしておいたゼラチンにミルクを加えて混ぜ合わせてから湯煎で溶かす
    泡立てておいた生クリームをリコッタに加えて混ぜ合わせ、溶かしたゼラチン、ミントシロップ又はリキュール、生クリームを加えて均一に混ぜ合わせ(ミントの色の浸透度がおおよその混ざり具合の見当になる)、1のビスケットを敷いておいた型に流し込む
    冷蔵庫の臭いを吸収しやすいのでラップでピッチリと覆い、少なくとも5時間程休ませて固めれば出来上がり
※ビスケットは、フランスの場合「biscuit au beurre(バタービスケット)」の名で四角いシンプルなパッケージのビスケットが殆どのスーパーマーケットで見つかるので、それを利用すると良いです。 日本の“マリービスケット”のような感じです。
銘柄を指定するのは好みでないのですが、チョコレート風味の“オレオ”を使っても良いです。 その場合、サンドされたクリームを丁寧にこそぎ取り、チョコレートは加えずバターの量を増やします。
※生クリームをしっかり泡立てると、当然ながらより沢山気泡を含んで、仕上がりがよりふんわりします。 適度に控えめに泡立てた程度が好みなので7分立てとしていますが、好みで調整して構いません。
※お子さん向け、あるいはアルコールが苦手な方向けには、リキュールでなくシロップを使って下さい。 我が家ではアルコール分を含まないシロップを使っています。 昔からある銘柄から、最近お砂糖控えめで人工甘味料で味を調整したものも出ており、どちらでも良いです。
※お砂糖の量は100g入れると割としっかり甘味が付きます。 こちらも好みに調整して下さい。
※板ゼラチンではこのレシピを作った事がないので、厳密な分量は何とも言えませんが、同じ程度の重さ分揃えれば大丈夫だと思います。
※フードプロセッサが無い場合:
底敷きビスケットは、清潔なビニール袋に入れて麺棒でそっと叩いて砕くと飛び散りを防ぐことができます。
フィリングのミックスは、混ぜるボウルと泡立て用ボウルと2つ用意し、同じ要領で、でもハンドミキサー(電動でも手動でも良い)で丁寧にかき混ぜて作ります。






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