マダムTOMATOの“グルメ・ガーデン”
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更新日 mise en ligne le 27 dec. 2002
remise en page le 30/09/2009
Lapin a la moutarde ウサギのマスタード焼き

ウサギ肉など手に入らない と投げてしまわないで! 鶏もも肉でも楽しめるお料理です。

ウサギ肉はフランスでは割とどこででも手に入るポピュラーなもの。 ただしお値段は大量生産のチキンや七面鳥よりも僅かに高めです。
料理方法は様々で、ノルマンディー風ならばクリームソース、プロヴァンスへ行けばトマトソース煮込み(スペインにも似たようなお料理があります)、今回ご紹介するのはフランス中の家庭料理として最もポピュラーなものの一つ、マスタード焼きです。
焼いてしまうと辛味が抜けるのでマスタードは惜しげなくたっぷりと塗りたくってオーブンに入れるだけという簡単さ。
お家でカットするのはちょっとコツと力が必要なので、スーパーマーケットのパック詰めではなくお肉(鶏肉)屋さんで注文すると適当なサイズに切り分けてくれます。
ウサギ肉に関する詳細は、別途「食材ガイド」のお肉編をご参照下さい。
写真の付け合わせのキャベツ煮込みのレシピは「欧米料理お野菜:その他」に掲載しています。

材料:4人分
  • ウサギ(下半身):1つ
  • 塩1:小さじ1/4
  • 白コショウ粉:少々
  • 粒無しディジョンマスタード:大さじ4〜5
  • 耐熱容器用バター:少々
  • ソース用バター:50g
  • 白ワイン:50cc
  • ローズマリーなど:少々
  • 塩2:小さじ1/4
  • ニンジン:2〜3本

<必要な道具(目安)> お鍋、フライパンなど、普通にお家にあるもの
<賞味期限> 冷蔵庫で3〜4日迄

  1. ウサギの下半身丸ごとを買ってきた場合は内臓を外し(レバーは一緒に調理可能)、もも部分を付け根から切り落として2つ割にし、残った胴は横2つ(輪切り)にする
    塩1を全体両面に振り、両面にマスタードを塗る
    ※鶏肉屋に頼めばカットしてくれるので、その方が楽です
  2. オーブンに余熱を入れておく
    耐熱容器に薄くバターを塗り、1で下準備したウサギを並べ180度程のオーブンに入れる

  3. 小鍋にソース用バターを入れ火に掛け、溶けたら火から下ろして白ワインと塩2を加え混ぜてオーブンに入れた肉の上全体に回しかける
    そのまま20分程焼く

  4. ニンジンの皮をむいて一口大に切り、3から20分程したら一旦オーブンから肉を取り出して上下をひっくり返し、隙間にニンジンを置いて再び焼く
    途中で更に3〜4回肉の上下をひっくり返しながら50分程焼く
    茹でたジャガ芋や温野菜などと共に召し上がれ
    *ソースに逃げたマスタードは、サーヴする時にお肉の上にかけます。

※夏野菜を使うレシピなので、ハーブはフレッシュなものがあれば、フェンネル(の葉や種)、バジル、エストラゴン、タイム、サリエット(セイボリー)などのいずれ※ウサギの下半身とは胴ともも二つが付いたもの、これなら容赦なくくっついたままお肉屋に並ぶ頭を処理せずに済み、もも肉2つと胴2つにカットして丁度4人分(大食いサンなら2人分)。
もしくは人数分の胴部分のみかもも肉のみでも構いません。お好みの部分をどうぞ(鶏もも肉での代用もOK)
※ハーブはローズマリー、タイム、エストラゴン(タラゴン)などの他、プロヴァンスのハーブミックスでもお好みのものを

赤、又は白かロゼワイン、Saumur Champigny, Bourgueil, Chinon, Cotes du Rhone, Cotes de Provence, Bandol, Tavel, Saint Veranなど。






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