更新日 mise en ligne le 15 juillet 2004
remise en page le 30/09/2009
英語風あるいはカタカナ風にすると「ファジタス」でも良いのでしょうけれど、確か本場メキシコでは、“ファヒタス”になるのだったと思います。
ここでは、メキシコ料理には外国人なTOMATO流簡易レシピとしてご紹介します。
ただし、本当のファヒタスとはいかなるものか、概要だけでもお心置き下さい。 本当は、お料理名でも調理方法でもなく、本当はビーフの部分名称なのだそう。 塊肉の脂身や筋を丁寧に取り除いてグリル(バーベキューなど)し、食べやすく刻んで色々な生野菜と共にタコスの皮で包んで味わいます。
従って、チキンで作ったらファヒタスな筈は無いのですが・・・ 適当にアレンジしたものが、世界各地でもはやそういうものとして通用していたりするので、私もそのちょっといい加減な法則に便乗。
そのままクルリと巻くだけでも良いですが、下に記載するように、リコッタやチリソースでマイルド&ピリ辛のアクセントを利かせるのが私好みです。
※小麦粉製のタコスの皮のレシピは、
「欧米料理:その他」にリストしています。
材料:4人分
- 鶏や七面鳥フィレ:200g
- 玉葱:150g
- ピーマン:150g
- ニンジン:100g
- 好みでニンニク:1片
- トマトピュレ(缶詰等):60cc
- 塩:小さじ半弱
- クミン粉:小さじ1/3
- コリアンダー粉:小さじ1/4
- チリかパプリカ粉:少々
(スパイスは好みでアレンジを) - サラダ油:小さじ2〜大さじ1
- 小麦粉製タコスの皮:5〜6枚
以下お好みで - リコッタ:150g程
- チリソース(市販の物など):適宜
<必要な道具(目安)> フライパン、鍋等普通にお家にあるもの
<賞味期限> 出来立てを賞味
- ニンニクは縦2つに切って芽を除いてスライス、玉葱は縦2つ割にしてスライス、ニンジンとピーマンも同じサイズの細切りにする
鶏(又は七面鳥)フィレ肉も、野菜と同じ程度に細切りにする
- フライパンかお鍋にサラダ油とニンニクを入れて熱し、ニンジンをまず2分程中火から中火弱で炒める
続いて玉葱とピーマンを炒め、少ししんなりとしたら肉を入れてその表面が白っぽくなるまで炒め、トマトピュレ、塩、スパイスを入れてよく混ぜ合わせてから、水気を飛ばしながら丁寧に炒める
素材に火が通り、汁気が無くなったら準備完了
- 肉と野菜炒めとは別の乾いたフライパンを中火にかけて温め、タコスの皮の両面をさっとあぶる
皮が温まり柔らかくなったら、すぐにお皿に取って、各々好みに具を乗せて召し上がれ
ホットプレートがあれば、テーブルにセットして各自必要に応じてタコスの皮を温めると良いですよ。
※スパイスは上に3〜4種類挙げていますが、中でも必須なのはクミン。 種の粉で、これがメキシコ風味を引き出してくれます。 でも、どうしても苦手という方は、塩コショウだけだったり、もう少しフルーティーな香りのコリアンダー(種の粉は、中華やヴェトナム、北アフリカやメキシコ料理に使う生葉の香りとは全く異なります)でも、その他ミックススパイス(クスクス用やカレー用ミックス等)などを使っても構いません。
※我が家ではリコッタが無いとプティ・スイス(Petit suisse)、水切りしたフローマージュブランかヨーグルトを使うこともあります。
辛味が苦手な人のために、お野菜&肉炒め自体にはあまり辛味を付けず、チリソース(市販或いは自家製)をトッピングして、辛さは好みに調整できるようにしています
トッピングはその他、生の刻みレタスやコリアンダーの生葉をあしらったり、子供向けにはベビーコーンや缶詰のトウモロコシなどを添えても良いです。
包み方を工夫しないと、かぶりついた反対側から具が逃げてしまうので、手巻き寿司のようにコーン型に巻くと良いですよ。 どうしても難しい場合は、タコスの皮でなくピタパンに詰めても美味しいです。