マダムTOMATOの“グルメ・ガーデン”
http://www.franco-japonais.com/tomato/
mes recettes
更新日 mise en ligne le 26 janvier 2000
remise en page le 15 mars 2012
ロシアのスープ“ボルシチ”

少々乱暴な言葉ですが「何でもぶち込んでコトコト煮込む」と言われるロシアのボルシチ
気分的にはフランスのポトフに似ているように感じます
寒い冬の夜には、熱々のこんなスープで体を温めるのも幸せな気分を味わえる事でしょう
こちらのレシピはあくまでTOMATO流ですので、「本当のボルシチはね」そんなご意見・ご指導がありましたら、是非コメントをお送り下さいませ。

材料 : 4人分
  • 牛ブロック肉:400g
  • 水:1800cc
  • キャベツ:200g
  • 玉ネギ:200g
  • セロリ(又は根セロリ):150g
  • ニンジン:100g
  • ビーツ(缶詰:ホール):200g
  • トマトピュレ:大さじ3
  • 塩:小さじ1
  • サワークリーム又は生クリーム:100cc
  • お好みでレモン汁:小さじ2
  • パセリ:適宜

  1. 下準備(材料をカットする)
    牛肉は3センチ角程度に切る
    玉ネギは皮をむいて縦4つ割し、横にして幅1センチほどに切る
    ニンジンは皮をむいて輪切り、太い部分は縦2つ割にしても良い
    セロリは厚さ2ミリほどの薄切り、キャベツは幅1センチ長さ3センチほどに切る
    生のビーツがある場合は皮をむいて2センチ角に切る(缶詰の場合は手順3を参照)

  2. 大きなお鍋に分量の水と牛肉を入れ強火にかける
    暖まったら中火にし、沸騰してきたら丁寧にアクをすくい取り、ビーツを除く野菜をすべて入れアクが浮いてきたら丁寧に取り除く
    野菜を入れてから20〜30分間はこまめにアクを取るようにする
    トマトピューレ、塩を加え、さらに1時間半中火にかける(トータル2時間〜3時間煮込む)
    ここまで済めば、1日置いてもかまいません

  3. 缶詰またはパックのビーツを利用する場合はここで準備
    表面の皮がふやけていたり、根の固い部分が残っていたら型くずれや口当たりが悪くなるので丁寧に外し、2センチ角に切る
    2時間またはそれ以上煮込んだお鍋を暖めてビーツを加えてそっと混ぜ、さらに10分煮込む

  4. ビーツを煮込む間にクリームを用意する(お好み)
    サワークリームがあれば本格的
    生クリームでの代用品を少し本物っぽくするために、生クリームを8分立てに泡立て、レモン汁を混ぜる

  5. スープを器に盛り、お好みでサワークリームを添えてパセリを散らして食卓へ
※牛肉は本場では肩肉、または中腿(内腿?)肉を使用するようですが、筋のように特別固い部分でなければたいていの部分が使えます
ただし、脂身があまり多い部分はスープの味がくどくなるので、お勧めしません
※生のビーツを入手できた場合は、皮をむいて適当にカットし、他の野菜と同時にお鍋に加えて煮込みます
缶詰またはパックのビーツの場合は仕上げに軽く煮込む程度にする
※根セロリとは仏語で「Celeri-rave:セルリ・ラヴ」と呼ばれ、ゴツゴツとした日本のキャベツ大のカブのようなものです
こちらのレシピでは普通のセロリの茎で代用していますが、入手できればお試し下さい
その場合は皮をむいて薄くスライスし、キャベツと同程度に切ります

●2005/1月 newny さん(ゲストブックにて)
本日は野菜不足解消のためにボルシチを作ってみたのでその報告です。
ビーツがなんなのか確認し忘れて買出しに行って何かの豆かな?と思ってグリンピースを買ってきたのですが一時間半煮込んでる間にビーツ(betterave)=赤カブの塩ゆでと判明!
しかも、ビーツがないとボルシチじゃない…ということで煮込んでる間にもう一度スーパーに行ってきました。 で、帰ってきたら…スープがなくなって焦げちゃった(>_<)
でも、まだ大丈夫そうだったので、身を他の鍋にうつして水を加えて、トマトピューレと塩を加えて煮立たせてからビーツを加えました。
せっかく煮こんだのにダシのないスープになっちゃってザンネンだったけど、それでもおいしかったですよ(^-^)/





© Mme.TOMATO : "Gourmets Garden" de Mme.TOMATO
All rights reserved / Tous droits résérvés