更新日 mise en ligne le 18 mars 2003
remise en page le 29/09/2009
poulet_basquaise プレ・バスケーズ |
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「バスクのチキン」という名の通り、バスク地方のお料理です。
バスクとは、フランスとスペイン国境のピレネー山脈辺りに位置し両国双方に同名で存在する地域。 首都バイヨンヌ産生ハムやエスプレットと呼ばれるパプリカに似た香り色合い共に美しいスパイス、ウナギの稚魚料理、羊乳チーズなど特産物も多い土地でフランスともスペインともやや異なる気質を持つ人々と言われています。
このお料理は平たく言えば「鶏のトマト煮込み」。
本物には上記エスプレットと呼ばれる唐辛子(又はパプリカ)が加わるのが最たる特徴なのですが、入手できなければ粉パプリカで代用できます。
材料:2人分
- 鶏もも肉(骨なし):2枚
- トマト:200g
- 赤&緑パプリカ:150g
- 玉葱:100g
- エスプレット粉:小さじ2/3
粉パプリカなら小さじ1) - バイヨンヌ産生ハム:60g
(無ければベーコン同量で代用) - 白ワイン:80cc
- オリーヴ油:大さじ2
- 塩:小さじ1弱
- コショウ:少々
<必要な道具(目安)> フタ付きフライパン
<賞味期限> できたてを賞味。
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チキンは大きめに切り分けてできれば30分程前に塩2つまみ程とコショウを振っておく
パプリカ(西洋ピーマン)は縦半分を1cm程の細切りにする
玉葱は粗みじん、ニンニクはスライス又はみじんに切る
トマトは種を除いて粗みじんにする(上記は処理した後の量です)
- 鍋にオリーヴ油とニンニクを入れて火に掛け、玉葱を透き通るまで炒める
これにチキンとピーマンを加えてチキンの表面の色がすっかり変わるまで焦がさぬようソテーし、白ワインを注いで強火にしてよく混ぜながら2分ほど炒める
これにトマト、塩コショウ、スパイス、生ハムを加え混ぜフタをして15分ほど中火弱で煮る
- トマトからかなり水分が出るので、ソースがとろりとするよう最後の5分はフタを開けて加熱する
茹でたポテトやライスを添えて召し上がれ。
※※エスプレットは普通のパプリカ(スパイスとしての粉)よりもやや辛味とキレの良い香りを持つ唐辛子の一種で、サイズは日本のピーマンほど、上は丸みを帯び、先細りな形をしています。
フランスでは品揃えの良いスパイス屋で「Piment d'Esplette:ミモン・デスプレット」と言えば大抵置いている筈。
無ければ、香りの良いパプリカパウダーで代用しましょう。