マダムTOMATOの“グルメ・ガーデン”
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mes recettes
更新日 mise en ligne le 19 sept. 2002
remise en page le 17 mars 2012
ビール入ビスケット Biscuit a la biere

夏休み時期のある週末、この辺りでは唯一というワイン入りクッキーの作り手さんの所へお邪魔してきました。(2002年9月の雑記でも触れています)
その時の試食&お土産に頂いた彼のビスケットの味と、おしゃべりの中で把握した原材料(勿論細かい分量は企業秘密なので大ざっぱに聞いただけ)を元に早速自ら試したくなってしまういつもの私。
ところが、地下室にあるのはワインではなくビールが数本のみ。 元々家ではアルコール類を買い置きしないので手持ちのワインはキッチンの角のお料理用ワインぐらい。 しかも冷蔵庫で既に1週間も経っているので煮込み料理ぐらいにしか使う気になれません。
そこで思い付いたのがビールでの代用でした。
ビール酵母で焼いたパンはあるけれど、ビール入りビスケットは世界初かも! と(何でもアリな現代では既に誰かが試しているのでしょうけれどね)、早速想像していた分量を目安に手応えで勝負、でも最初は勿論混ぜながら様子を見ての行き当たりばったりでした。
初トライは気がせいで生地を寝かせずに作ったため、見た目に問題は無く味わいも悪くは無いものの、粉の味がダイレクトに感じられ願った味には今ひとつ届かないもの。
その後幾度も試して、サクッとしたビスケットが仕上がりました。
作っている最中にはビール独特の香りはしますが、焼き上がったビスケットからは殆ど感じられないのですが・・・ 酔っぱらう事も勿論無いので、子供にも大丈夫ですよ。

材料 : 20〜30個枚
  • 小麦粉:150g
  • ベーキングパウダー:小さじ半
  • グラニュー糖1:大さじ2
  • グラニュー糖2:大さじ2
  • ビール:50cc
  • サラダ/ビーナッツ油:40cc
  • 塩:1つまみ

  1. <下準備>
    粉とベーキングパウダー、塩をあわせてふるう
    これにグラニュー糖1を加え、ビールと油を一気に注いで菜箸などで全体を混ぜる
    あらかた混ざったら均一になるよう手で軽くこねてひとまとめにし、ラップでキッチリくるんで冷蔵庫で2時間〜1晩寝かせる

  2. <形成&焼く>
    オーブンを140度程の低めに温めておく
    寝かせておいた生地を再び軽くこねてから、手で厚さ2cm程の正方形につぶして上になる面を決め、グラニュー糖2の半量を散らす
    これをめん棒(のし棒)で5ミリ弱にのす
    のす途中で、更に残りのグラニュー糖を散らして手の平で生地全体に広げてから続けてのします

  3. あればパイカッター(家ではギザギザの方を利用)、無ければナイフを利用して、まず幅2cm程のリボン状に切り、それぞれを4cm程に切り、オーブンペーパーを敷いた鉄板に並べて低温のオーブンで25分ほど、ちょっと濃いめのきつね色になるまで焼く
    焼き上がったら網などに取って冷ましてから、湿気を含まないよう缶などに保存する
※焼き上がり具合にもよりますが、中までカリッとさせる事ができ湿気を帯びぬよう保存できれば1ヶ月くらいは問題なく保存できます
でも、日本の気候では湿気やすいので早めに食べてしまいましょうね。
※小麦粉は我が家ではTYPE55を使っていますが、日本の粉の場合は薄力と強力粉を半々ぐらいに混ぜて使うと良いです
薄力粉だけでも構いません
※バターではなく植物油を使います
私はピーナッツ油ですが、日本のいわゆるサラダ油でも良いです
油自体にクセのないものを選びましょう






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