更新日 mise en ligne le 3 avril 2003
remise en page le 15 mars 2012
四国だったでしょうか、「一六タルト」なる柚子風味のロールケーキがありまして、ふとそれを思いだして試しに作って以来、卵白が余ると時々楽しんでいるのがこちらです。 余った卵の利用法の一つとして、包み込む具で味を誤魔化そうというちょっぴりインチキお菓子なのですが・・・
本物の味の柚子風味は餡にだったのかケーキ生地に付いていたのか記憶が曖昧ながら、確か餡に付いていた筈。 フレッシュレモンの皮でこれまた誤魔化そうとしてみたのですが、やっぱり和風の柚子の香りはレモンには譲れないので、入手できる方は是非柚子を使って下さい。 胡散臭くなるレモンの皮はいっそ入れない方が良いかも。
餡をあらかじめ練って柔らかくしておいてから、ケーキが熱いうちにさっと塗って巻くのがコツです。
ケーキをもう少ししっとりさせる事が出来れば(ひょっとしたらホンモノは生地に白あんでも加えてあるのかも?)、ゆっくり作っても大丈夫なのかもしれませんが、このレシピだと手早く作らないとケーキが乾いてパサパサしてしまいます。
餡が固かったらほんの少しお水又は砂糖水を加えても良いですよ。
改良版が出来たらいずれ分量の一部を修正するかもしれません。
材料 : 1本分:25cm四方の型利用
- 卵白:1個
- 全卵:1個
- 砂糖:50g
- 薄力粉:80g
- ベーキングパウダー:小さじ半
- こし餡(あん):250g
- 柚子の皮のすり下ろし:小さじ1/5
- 型塗り用サラダ油:少々
<必要な道具(目安)>
・四角いバットか鉄板
又はボール紙で型を作る
・ボウル
・泡立て器(電動が楽)
- こし餡に柚子の皮のすり下ろしを混ぜておく
型に(右の追記のようにボール紙を使う場合はアルミホイルを縦横に敷いてそれに)サラダ油を薄く塗っておく
オーブンを180度に温めておく
- 卵白に砂糖を加えてしっかりツノが立つメレンゲにし、別に全卵を泡立てて両方を合わせる
薄力粉とベーキングパウダーを合わせてこれにふるい入れ、泡を極力潰さないように混ぜ合わせてからこの生地を型に流し込み、温めておいたオーブンで5〜8分程(オーブンのサイズによる)、ふっくらとして、でも焼き色は殆ど付かない程度に焼き上げる
- 2を取り出して型から外し、アルミホイルを敷いた場合は焼き上がった生地を裏返してそっとホイルを剥がす
別途アルミホイルを敷いた上にケーキ生地を型に付いていた側を下にして乗せ、熱いうちにスプーンなどで餡を塗る
この時、巻き始め部分には多めに、巻き終わりは2cm程塗らず巻き終わりに向けて餡が薄くなるように塗る
中心に決めた一辺をアルミホイルごと持ち上げ、太巻きの要領でしっかり巻き込んで行く
クルリと巻き終えたら簀巻き代わりに使ったホイルで筒状に包んだ上からラップをかけて丸1日、涼しい所で寝かせて出来上がり(寝かせることによって餡の水分がケーキに染み込みしっとり馴染んだロールケーキになります)
食べる分だけをカットして緑茶と共に召し上がれ
※型は我が家では丁度良いのが無いので、ボール紙(段ボール)をカットして高さ3cm程に縁を持ち上げてホチキスで留め、縦横にアルミホイルを敷いています。ロールケーキの場合焼き時間が極短いのでこの型は案外便利。4〜5回は使い回せます。
四角なら組立も簡単、オーブンに合わせて好きなサイズにできて便利ですよ。