更新日 mise en ligne le 06 octobre 2015
これは今年の夏頃だったか、友人からココナッツオイルの使い道案を尋ねられていくつかリストアップしてメールで送り返した中に書いたもののひとつです。
普通はバターをたっぷりめに使うのですが、共に南国フルーツのバナナとココナッツの相性の良さは産地の郷土料理に多々一緒に使われることからも明らかなので、まあ思いつきやすいココナッツオイルの使い方ですね。
ココナッツオイルが無かったら、無理して買うことはありません。 もちろん風味は違うけれど、バターで代用できます。 ただし少々焦げやすくなるので加熱時にご注意を。
バナナは、熟しているけれどまだ身がしっかりしたものを使います。古くなって皮が黒くなり始めたバナナでは崩れてしまいます。
材料:2人分(賞味量)
- バナナ:2本
- ココナッツオイル:小さじ2
- グラニュー糖:大さじ2
- ラム酒:大さじ1
- レモン汁:大さじ1
- バニラビーン:半本
<必要な道具(目安)> フライパン、シリコンべら、マッチかライター
<賞味期限> 出来立てを賞味。 お子様にはほぼ冷めてから。
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ラムのフランベには手早さが必要なので、砂糖、ラム酒共に分量を小皿などにあらかじめ用意しておく。
バナナは皮をむいて2つに切る。
バニラビーンは縦にナイフを入れて2つに分ける。
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フライパンにココナッツオイルを入れ温まったらグラニュー糖半量を散らし、バニラビーンとバナナを並べてバナナを焼く。
とろ火よりも強め、中火よりは弱めの火力で、中まで熱が入り行くように、ただし火力が弱すぎてバナナがとろけすぎないように注意しながら時々そっとバナナを転がしてまんべんなく火を入れる。
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バナナが温まり表面が焼けてとろけ気味になったらレモン汁をふりかける。
次いで、グラニュー糖の残りを上からぱらぱらと全体に振りかけ、ラム酒を加えたらフライパン全体に回るようパンを持ってさっと回し、少し向こう側に傾け揮発するラム酒のアルコール分に火をつける。
また、ラムから炎が立つ間にもフライパンを傾ける向きを手早く変えて炎が一巡りするように。
ラムの量が大したことはないので巨大な炎にはなりませんが、ふわっと炎が立つので、前髪などを焦がさないよう決して上から中を覗かないこと!
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熱々のうちにバナナを崩さないようにお皿に並べ、フライパンの底に残ったソースがとびきり美味しいので逃さないようにシリコンべら熱いうちに集めて、まんべんなくバナナの上に乗せれば出来上がり。
※「フランベ」とは、熱され揮発するるアルコール分に火をつけてアルコールを飛ばす作業のことです。
※フランベすることによりアルコール分が飛ぶので、丁寧にしっかりフランベすれば子供用でも大丈夫な「筈」ですが、中学生以上からとした方が良いかもしれません。 殊にご両親共とってもお酒が弱い家庭のお子様用には、いっそラム酒は加えずに作った方が良いかもしれません。
※バニラビーンが無かったら、バニラエッセンス2、3滴をレモン汁と一緒に加えます。一番最後だと混ざりが悪いので。