マダムTOMATOの“グルメ・ガーデン”
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mes recettes
更新日 mise en ligne le 14 octobre 2015
食用ヒョウタンとムング豆のカレー

東駅近くのパリのインド人街の、行きつけのインド食材店とその近辺のいくつかの食材屋でも見つかる「ヒョウタン」。
日本のヒョウタンは主として観賞用で、中には有毒なものもあるのでむやみに食べてはいけません。
このレシピは、インド、あるいはその他の国(日本の南の方でも栽培)で食べられている食用ヒョウタンの一種を使います。レシピの後に少し補足を添えますので、何のことか分からない方はまず末尾をご覧ください。
無理して探さなくても、なかったらズッキーニ、ハヤトウリでも代用できます。
淡い渋みが感じられる場合もありますが、割とマイルドな味わいで、インドではデザートにも使われる野菜です。
このカレーは、皮をむいた小粒のムング豆を加えてどろっとしたテクスチャーに仕上がります。
お水の一部をココナッツミルクに置き換えても楽しめますよ。

材料:4人分(賞味量)
  • 食用ひょうたん:1個(25〜30cm弱)
  • 玉ねぎ:小さめ1個(60〜80g)
  • 植物油(ピーナッツ、ひまわり油、ココナッツオイル等):大匙2
  • 青トウガラシ:1〜2本
  • マスタードシード(ブラウンでもイエローでも):小さじ半
  • クミンシード:小さじ半
  • ガーリックペースト:小さじ1
  • ジンジャーペースト:小さじ1
  • カレーリーフ:10枚弱
  • ドライレッドチリ(赤トウガラシ):好みで1〜2本
  • トマト:中サイズ1個
  • ターメリック:小さじ1/3
  • 塩:小さじ1ほど
  • コショウ:適宜
  • 水(カレー用):200〜250cc
  • 皮なしムング豆:60〜80g
  • 水(豆用):200cc

<必要な道具(目安)> 圧力鍋か中鍋、フタ付フライパン。

<賞味期限> 保存は必ず冷蔵庫で。2、3日中に食べきりましょう。

<手順> 豆を下煮 - 野菜を炒め煮る - 豆を加え煮る


  1. 豆は洗って水を切って鍋に入れ、分量の水を入れて煮る。
    圧力鍋なら10分ほど。

  2. 玉ねぎはみじん切り、グリーンチリは小口切り、ヒョウタンは皮をむいて縦2つに切ってから長さを3〜4つに分けて、 中の未熟な種の粒が大きめならばざっくりとだいたいで良いのでフカフカした部分に左右からナイフで切り込みを入れて少し取り除く。
    次いでヒョウタンを粗いみじん切りにする。
    トマトは皮ごとみじん切り。

  3. フライパンに油を熱し、マスタードシードを入れ、はじけそうになったらクミンシード、カレーリーフ、次いで刻み玉ねぎ、トウガラシ、 ジンジャー&ガーリックペースト、塩半量とターメリックを入れて玉ねぎがしんなりするまで炒める。
    次いでトマトを入れてよく混ぜながら、トマトがとろけるまで炒める。
    これに刻んだヒョウタンを入れて4、5分炒めたら、水を具の高さの中ほどやや上まで注いでフタをし、10分ほど、ヒョウタンが柔らかくなるまで煮る。

  4. フライパンに先に煮ておいたムング豆を入れてよく混ぜ合わせる。
    ムング豆がとろけてとろみが付くので、あまりにどろりとしていたら水を加えてテクスチャーを好みに調整し、残りの塩とコショウ少々を加え混ぜ、もう5分程煮る。
    味見をして必要なら塩味を加えて出来上がり。

※お好み次第ですが、ご飯でもナンでも合います。 ご飯という気分じゃない時には私、中東の平パンで食べたり、夕方焼きたてのフランスパンで食べることもあります。

※このレシピで使う「食用ひょうたん」は、右の写真。
ヒョウタンの一般名称がそのまま使われて、英語名は「Bottle gourd」「Lauki」「Calabash gourd」、写真ではやや色白に写っていますが、淡い黄緑色で長さはだいたい25〜30cm程です。







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