マダムTOMATOの“グルメ・ガーデン”
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更新日 mise en ligne le 29 décembre 2015
鶏ハツのマリネ・サラダ Salade de coeur de poulet

鶏の「ハツ」、鶏の心臓です。
砂肝のサラダというのがフランスにありまして、そこから思いついたサラダ。
砂肝は、別途レシピを載せているように鴨やガチョウの脂でじっくり煮込んでやわらかくしますが、ハツなら串焼きにしてもプリプリした食感で柔らかいので、このサラダには湯がいて用います。
湯がくことで臭みが抜けて、ドレッシングと併せることでより食べやすくなります。
更に、レタス類のサラダ菜のみでも楽しめますが、私の好みはスライスしたセロリに盛り付けたもの。
フレッシュなセロリを1束買ってきたらセロリのみで、或いはサラダ菜とセロリをミックスして。
色合いにぎやかにするために、更に赤、緑、黄色のピーマンの千切りを散らしたり、色々な生野菜を交えても楽しめます。

ドレッシングも、ここではお醤油味にしていますが、マスタードとお塩で味付けても。


材料:サラダ仕立ておよそ4人分(正味量)
鶏ハツ:200gほど(掃除前にこの分量)
サラダ菜:5〜6枚(量は好みに、他の野菜を加える場合は更に適宜調整)
好みでセロリの茎(+葉っぱを加えても良い):1〜2本

ドレッシング用:
ワインヴィネガーまたはその他の酢:大さじ2
醤油:大さじ2
オリーヴ油、菜種油、ひまわり油などより好みの植物油:大さじ2
好みでコショウ:少々

あしらい用:
好みで白煎りゴマ:少々
刻みパセリ:1〜2つまみ

<必要な道具(目安)> 中サイズの鍋、サラダボウル、中どんぶりか小さめのボウル、盛り付け用の器。
<賞味期限> 出来立てを賞味。 盛り付けずにハツのマリネの保存は冷蔵庫で3、4日は可能。
<手順概要> ハツを掃除して開いて茹で、ドレッシングに30分程度浸す。 盛り付ける。

  1. 鶏のハツはさっと流水ですすいでザルに取ってから、根元部分の脂身をナイフでそっとこそいで下に集めて切り落とす。
    大きめのハツなら縦に二つに切り分ける。 小さめなら縦に切り込みを入れて開き、中に血の塊があれば丁寧に取り除く。
    中鍋にお湯を沸かし、塩2つまみ程(分量外)を入れてハツを4、5分茹でる。 ここできちんと中まで火を入れておく。
    茹で上がったらザルに取って水気をしっかり切ってあら熱を取る。

  2. ハツを茹でる間に小さめの丼、ボウルなどにドレッシングを用意し、茹で上がって焼けどしない程度にあら熱が取れたハツを入れてソースを絡め、ラップをしてそのまま休ませる。

  3. ほんのり暖かいうちに食べる場合は、サラダ菜も同時進行で用意しておいて盛り付け、その上にハツを散らしてマリネ液(ドレッシング)を好みにかけて、最後に好みで刻みパセリか白ゴマ(両方でもOK)を散らす。
    朝から昼間ハツだけ用意しておいて晩に食べる場合などは、ハツは冷蔵庫に入れておき、盛り付けるやや前に出して常温にしておく。
    或いは夏なら冷蔵庫で冷えたハツを散らしても。

※ハツは、茹でた後にザルを使ってしっかりと水気を切っても、冷めると共に、またドレッシングに浸すと、少し水気を出します。
このためドレッシングが少し薄まるので、ハツからの水の出具合に応じて盛り付ける前にドレッシングを味見し、必要ならお醤油少々を加えたくなることもあるかと思います。
その辺りは適宜調整を。






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