更新日 mise en ligne le 06 septembre 2015
大根で作るのが主流の肉あんかけ(肉そぼろあんかけ)ですが、大根も見つからなくもないけれど、似たような野菜の蕪で代用しても良いけれど、もっと身近なズッキーニを使うのが私のお気に入り。
素材が手軽に手に入るからだけではなく、皮むき要らずの楽さも好む要素、更には、真夏のピークを過ぎて大分太ってしまったちょっと育ちすぎズッキーニでも楽しめるところもまた気に入っています。
とはいえ、あまりに育ちすぎてフカフカしたテクスチャーのものは避けましょうね。
ズッキーニ版を思いついたのは、大根ではなく冬瓜を使った同じ料理があることから、「同じウリだし、淡白な味のズッキーニで!」という次第。
灰汁も出ないので、あんかけ用に別にお水を加えるのではなく、ズッキーニの下調理に使ったソースも使ってしまっています。
ご飯が進むおかずで、白いご飯が苦手な欧米人(その他日本人でない人たちの多く)は、ソースごとご飯に乗せてしまって(それをヨシとするか、お行儀はさておいて)どんぶりご飯のようにしても楽しめるので、割と満遍なく愛されるおかずではないかと思います。
ガーリック風味、ジンジャー風味、又は両方ミックス、それともピリ辛に鷹の爪を加えたり、ちょっとしたアレンジも楽しめます。
写真のズッキーニは、一番一般的な色濃いグリーンではなく、やや色の淡いタイプを使用。これが一番淡白でこのお料理に合うので、このタイプを見つけると作っていますが、普通のズッキーニでももちろん楽しめます。
材料:おかずとして4人分(賞味量)
- ズッキーニ(緑、黄緑、黄色等お好み):700〜800g
- 挽き肉(牛、合挽き、豚、チキンいずれかお好み):150g
- 長ネギ又は玉ねぎ:みじん切り50g
- あしらい用アサツキなど:適宜
- 好みでガーリック、ジンジャー、鷹の爪など少々
- 醤油1:大さじ1
- 醤油2:大さじ1
- 砂糖:大さじ1
- カツオ出汁顆粒:1つまみ
- 水:200cc
- コショウ:少々
- コーンスターチか片栗粉:大さじ1
- 炒め油(ひまわり油、菜種油など):小さじ1〜2
<必要な道具(目安)> 小鍋とフライパン
<賞味期限> 望ましくは出来立てを賞味。保存は蔵庫で3日。
手順概要
ズッキーニを煮る。
あんかけを作る
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玉ねぎはみじん切り、ズッキーニは、太さ3センチ程度なら厚さ2〜2.5センチの輪切り、それ以上、又は太くなくても好み次第で同じ厚さの輪切りを半月切りにする(サイズはお好みで良いです)。
フライパンに水1カップ(200cc)とお醤油大さじ1、カツオ出汁少々を入れ混ぜ、カットしたズッキーニを重ならないように並べてフタ、できれば落し蓋をして火にかける。
全体が温まったらグツグツ煮立たないように火を弱めて、とろ火よりは気持ち高めの温度で15〜20分、柔らかく、でも煮崩れない程度に煮る。
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1煮上がりに合わせて、小鍋に油を熱し、みじん切りの玉ねぎを入れて炒める。
鷹の爪を使う場合は、好みに切って(辛くしたければみじん切り、香り用なら後でのけられるうよう種を除いて2〜3つに輪切り)玉ねぎより先に油に落として香りを立てる。
挽き肉とコショウ少々を加えてほぐしながら炒め、火が通ったら1の煮汁1カップ分(ズッキーニから水が出るので全て入れると多すぎると思います)、醤油その2(大匙1)、砂糖を加え混ぜ、ひと煮立ちしたら、分量外の水30ccほどにコーンスターチ又は片栗粉を溶いたものを加えてとろみをつける。
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器にズッキーニを盛り、2の肉そぼろあんかけを全体にかける。
あれば、彩りにアサツキ、シブレットなどの小口切りを1〜2つまみあしらって召し上がれ。
※恐らく、普通は野菜を煮た汁はあんかけに使いまわさないのでしょうけれど、お出汁とお醤油で調味した汁が勿体無いのと、さして灰汁も出ないので、使いまわしています。
そんな乱暴なことは嫌よ、という方は、あんかけ用のお水は別に用意して、調味量を調整してください。