マダムTOMATOの“グルメ・ガーデン”
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更新日 mise en ligne le 23 août 2015
インド風ナスのカレー(ヴェジタリアンレシピ) Cirry d'aubergine

素揚げした茄子がとろ〜りとろけて、白ゴマとナッツの香ばしさと濃厚さがナスとの愛称抜群で、ご飯が進むインドカレー。
白いご飯、我が家では常時インド産香り米「バスマティライス」ですが、日本の白いご飯にもよく合います。 勿論、インドのパン「ナン」で楽しんでも。
使用するスパイスの種類はお肉のカレーに比べてずっと少なく、また、煮る時間もずっと短いので、より手軽に楽しめる本格インド料理です。

日本の小粒なお茄子なら、洋ナスよりももっと美味しいことと思いますが、勿論、大きな洋ナスでも十分楽しめます。
ナスは極力、皮が硬くないものを使いましょう。


材料:4人分(賞味量、ほぼ使用順表示)
  • ナス:350〜400g
  • 揚げ油適宜

  • カシューナッツ:40g
  • インドのメロンシード(あれば):大さじ1
  • 白ゴマ:大さじ1〜大さじ軽く山盛り1
  • 炒め油(ひまわり油、ピーナッツ油、菜種油など):大さじ3
  • イエローマスタードシード:小さじ1
  • クミンシード(あれば):小さじ半
  • カレーリーフ(あれば):10枚
  • レッドチリ/ドライ赤唐辛子:好みで0〜3本程度
  • フレッシュな青唐辛子:好みで0〜2、3本
  • ジンジャーペースト(すりおろし):小さじ半
  • ガーリックペースト(すりおろし):小さじ半
  • たまねぎ:150g
  • フレッシュトマト:300g
  • コリアンダー種の粉末:大さじ1半
  • クミン種の粉末:小さじ1
  • 塩:小さじ1強
  • 水100cc、プラス約150〜200cc上限

<必要な道具(目安)> 中鍋(フタ付)又はフライパン、ミキサー、素揚げするなら揚げ物鍋

<賞味期限> 望ましくは出来立てを賞味。保存は蔵庫で、4日ほどのうちには食べきりましょう。
試したことはないけれど、冷凍保存が出来そうです。

手順概要
ナスを素揚げ、又はたっぷりめのオイルで柔らかく火を通す。
ナッツを乾煎りし、ゴマはすり潰す。
野菜を炒め、ソースの素材をまとめてミキサーにかける。
ナスを加え仕上げる。

  1. 下準備はナスの素揚げとナッツのロースト。
    ナスは一口大に切る。この際、日本の小ぶりのナスなら一口大の大きめ輪切りか乱切り、洋ナスなら各カットに皮があるように切ります。
    揚げ油(てんぷらやトンカツ用の普段の油でOK。ただし他の香りが付いていないもの)を熱して素揚げにし、油切りする。
    又は、揚げ物をしたくない場合には、大さじ3(上記分量外)ほどの油をフライパンに熱し、カットしたナスの皮から先に焼き始め、しなっと、とろけきらないけれどすっかり柔らかくなるまで火を通しておく(私は大抵のこの手段。末尾補足参照)。

    ナッツは鍋かフライパンで乾煎りしておく。3種類全て用意できる場合は、各々ではなく大粒のものから順にきつね色に炒る。
    ゴマだけは特に丁寧に潰したいので、すり鉢でするのが望ましい。

  2. フライパンか鍋に分量の油を熱し、マスタードシードを入れて種が沸々と沸くまで熱したら、クミンシード、レッドチリ、カレーリーフを入れてさっと香りをたたせる。
    次いでスライスした玉ねぎ、グリーンチリ、ジンジャー、ガーリックペーストを入れ、玉ねぎが透き通ってくるまで途中塩少々を散らして炒めたら、薄めのクシ切りにしたトマトと粉末スパイス2種類を加え、トマトが煮崩れるまで炒める。
    焦がさないように注意し、中火程度であまり時間をかけずに炒めてOK。



  3. 2にローストしたナッツ、水100ccを加えてミキサーにかける。
    ただし、出来ればゴマだけは特に念入りにすり潰して存分に香りを引き出したいので、他のナッツと別に、又は一緒に、丁寧にすり鉢ですり潰し、この後加え混ぜるのが望ましい。

  4. 3に、お水を少しずつ好みのテクスチャーになるまで加え、塩をしよく混ぜ熱する。
    この際、200cc上限にしておかないとサラサラしすぎ旨味薄まるので、水は少しずつ様子を見ながら加えます。
    温まったら一度味見して塩分調整を。
    次いで、素揚げにしておいたナスをあけて全体をそっと混ぜてから、もう5分とろ火で煮合わせる。
    最後に念のためもう一度味を見て下さい。熱々で火傷をしないようにね。

※このカレー、一番の美味しさのキーは2つ。 1)とろっとしたナス、2)深みの出るゴマ&ナッツ風味。
カシューナッツが無かったら、ピーナッツでも良いです。 メロンシードは本格的なインド食材店がないと入手は難しいでしょうから、無くてもOK。 ただこのメロンシード、メロンというよりもナスタチウムのようなシャープでキレのある独特な風味でなかなか美味しく、野菜カレーに特に活躍するので、入手できたらぜひ試してみてください。
ゴマは、日本でなら特に、或いは欧州でも中東料理素材として結構広まっている「白煎りゴマペースト」を使ってもOKです。

※辛味:このカレーは激辛にして楽しむものではないので、辛い物好きな方でもほどほどにしておいた方が美味しいと思います。家の赤唐辛子は極端に辛くないので香りのために3本入れていますが、同じ本数でも種を外して辛味よりもより風味に重点を置いて用いる、ということも出来ます。

※写真ではあしらいにコリアンダーの葉を使用。 本場では刻んだフレッシュコリアンダー(シラントロ)の葉を散らすことがままあるらしいですが、私は、コリアンダーは大好きだけれどこのカレーにはあまり好まず、散らしません。






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