マダムTOMATOの“グルメ・ガーデン”
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更新日 mise en ligne le 23 octobre 2015
ひよこ豆粉のほろほろクッキー(チュニジア) Ghraiba

チックピー、ガルバンゾー、チャナ豆、チャナダルなどの名もある「ひよこ豆」を挽いた粉は、お料理やお菓子、パン、揚げ物の衣やお料理のつなぎなど、色々な国で使われています。
こちらは北アフリカのチュニジア、モロッコ、一部アルジェリアでも作られるお菓子。
粘り気のないクッキー生地を焼き上げると、ホロッと崩れやすいクッキーに仕上がります。
卵も使わず粉と砂糖と脂(油)だけで生地をまとめるため、結構な量の油分を要します。
粉の乾燥具合によって必要な油の量が左右されるため、このレシピでは用意した材料を余さないように、バターをメインに不足分は植物油で補うものにしています。
本場の人の間でも、バターだけ、マーガリンだけ、植物油だけ、それとも2タイプ混ぜる人、色々です。


煎ったひよこ豆を粉にしたもの、或いはひよこ豆粉をオーブンできつね色に焼いてから作る人も居ます。
そうするとまたかなり油を吸いますが、仕上がりのホロホロ感はものすごくアップし、喉に詰まりそうなくらい、指でつぶして粉に戻せるくらいにホロッホロになります。 そのレシピも試作品ですが手元にあるけれど、あまりにポクポクなので、粉を焼かないレシピだけにとどめます。
煎った大豆を原料とする黄な粉で作ればそれに近い感じになるかと思います。

材料:仕上がり40個ほど(サイズによる)
  • ひよこ豆粉:200g
  • 小麦粉:100g
  • グラニュー糖:80〜100g
  • バター:120g
  • 菜種油:大さじ5〜6程度適宜調整
  • あしらい用白ゴマ(煎っていないもの):大さじ1程度

<必要な道具(目安)> ボウル、オーブン。

<賞味期限> 保存は常温でOK、湿気を避けて1週間程度で食べきりましょう。

<手順概要> 粉を混ぜ、溶かしバターと油を加えて練り混ぜ、形成して焼く。
(途中経過は次のビデオ又はここをクリックして別ページに開いても見られます)。
  1. 湯煎でバターを溶かす間に、粉2種類と砂糖をボウルに混ぜる。

  2. 粉の中央に溝を作り、溶かしたバターと油をまず大さじ2加え、油を粉全体にしみこませるように混ぜてゆく。
    はじめはポロポロ、やがて油の湿り気が染みた粉の色がやや濃くなるので、その色合いが均一になるよう丁寧に、手で幾度も捏ねながら混ぜ込む。
    様子を見て、植物油を少しずつ加えながら生地をまとめる。
    生地のテクスチャーは、手で握るとまとまるけれども、まだ「ちょっともろいかな?」と迷う程度に。
    よく捏ねたパン生地のようにさっとひとまとめにできるほどになめらかな生地にはしません(そこまでするにはかなりの油が必要)。

  3. オーブンを140度にセットして余熱を入れる。
    クッキー生地をまな板か平たいお皿を敷いた上で形成するか、小さな玉に丸める。
    形は好み次第。 本場では次のスタイルが多い:
    1)四角:幅2センチ、高さ1.5センチほどの角材のような棒にしてから切る。
    2)小さな丸太形;直径2センチほどの丸太に形成してから切る。
    3)玉:1つずつクルミ大よりやや小さめに丸める。
    各クッキーにゴマをトッピングする。

  4. 天板にクッキングシート(オーブンペーパー、アルミホイル)を敷き、少なくとも1センチ強の間隔をあけて並べて、140度で20〜25分ほど焼く。
    オーブンから出したら天板に乗せたまま完全に冷ます。








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