更新日 2016年3月14日
ブラジル風チキンライス Riz sauté au poulet mariné à la Brésilienne |
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チキンをライムかレモン汁でマリネして炒めて、お米を加えて煮たお鍋1つでできるメインプレート。
ざっくりしたレシピを教えてくれたのは友人の友人の本場ブラジル人(パリ在住)、そしてレシピには程遠いけれども仕上がりがどんなかを話してくれた別なブラジル人。
二人とも作り方がちょっと違って、前者は全く焦がさず、後者はチキンに焦げ色を付けてライスも茶色っぽくなり、使うお野菜もトッピングのハーブも違うので、私のレシピはその合間で好きなようにアレンジしています。
長粒米使用を前提にレシピを書きますが、日本のお米しか無かったら、チキンを炒めた後、炊飯器にお米を用意した上にあけて炊き込みご飯風にも作れますよ。ただ、家の小さな炊飯器では底全体にお焦げが出来てしまうので、家ではもっぱらフライパン使用
+米の美味しさのため、大抵長粒米に寿司ライス(カリフォルニア米)を少し追加して作ります。
長粒米ならUncle Ben銘柄のものが手軽。
きっと家庭で広く楽しまれているお料理なのでしょう、バリエーションには、チキンをマリネし玉ねぎ+ニンニクを炒めるのは共通ですが、お野菜とハーブは様々なので、末尾にいくつかバリエーション例を記載します。
材料:2人分(正味量)
鶏もも肉骨なし:1つ(又は胸肉同程度)
チキンブイヨンキューブ:1/3〜1/2
オリーヴ油:大さじ1〜2
玉ネギ:50〜80g
ニンニク:1〜2片好みで量調整
ライム:半個(又はレモン1/3〜半個)
長粒米:1カップ弱(100g程)
塩:小さじ半弱
コショウ:適宜
あればベイリーフ(月桂樹の葉):半枚
お水:600cc前後
以下好みで
オレガノ:1つまみ
グリーンオリーブ:10粒ほど
生のコリアンダーの葉、又は平葉パセリ:5〜6本
<必要な道具(目安)> フライパン、又は中鍋。
<賞味期限> 作りたてを正味。余ったら冷蔵庫で3、4日、電子レンジで温めなおせます。
<手順> 鶏肉をマリネ(半時間から数時間)。玉ねぎを炒め鶏肉を炒め、米と水を注いで煮る。
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鶏肉をマリネする。
もも肉なら皮を外し、一口大に切り分けて中丼などに入れて塩1つまみ、コショウ少々とライムのしぼり汁、ブイヨンキューブ記載分量の半分を包丁で刻むか指で崩して入れ混ぜ、漬け込む。
少なくとも30分、長くて1晩置いても良い。
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加熱調理にかかる前(30分ほど前から直前)にお米をといでザルに取る。
玉ネギ、ニンニクは各々みじん切りにする。
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フライパンにオリーヴ油を温め、玉ネギとニンニクを入れてよく炒めたら、次いでマリネしておいた鶏肉を加え、中火(やや強めの火力で勢いよく)でまんべんなく混ぜながら3分ほど炒める。
この後の加熱で大分酸味は飛びますが、ライムの酸味を抑えたかったら鶏肉マリネの底に残る汁気は加えずにおきましょう。
これに米を入れ混ぜ、残りのブイヨン、塩、ベイリーフ、オレガノ、オリーヴ、水(はじめは300tほど)を加え混ぜ、グツグツとやや強めの火で時々混ぜながら煮る。
米を煮る際、次のいずれかが可能:
1)イタリアのリゾットのように、フタをせず水気を飛ばしながら必要に応じてお水を追加しつつ米が好みの柔らかさになるよう、また仕上がりが水っぽくならないよう煮る(日本の米でなく長粒米の場合)。
2)適量の水を加え、フタをして炊く。 お米柔らかめがお好きならこの手法で、様子を見て必要なら途中水少々を追加。
3)炊飯器に米と適量の水を張った上に具をのせて炊き込みご飯にしてしまう。
1番目が本場風、2と3は日本人向きアレンジです。
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良い塩梅にお米に火が通ったら、味見をして必要なら軽く塩コショウして混ぜ、器に盛ってからたっぷりめの刻みコリアンダーの葉を散らして召し上がれ。
●鶏肉はもも肉がプリプリしておすすめ。胸肉だとややパサッとしますが、マリネするのでその点多少カバーされます。 小食なら上腿だけの小さ目のお肉でも良いです。
●彩にお野菜を加えたかったら、軽く一握り分位の次から適当に混ぜるか1つチョイス(ブラジル人が使うと言っていたものの他に、私が合うと思うものも含みます):ズッキーニ、ニンジン、セロリ、グリーンピー(冷凍でも)、インゲン、そら豆(写真にはあまり見えませんが若いそら豆を使用)。
玉ネギと共に炒めるかチキンと共に炒めて。 グリーンピースなら煮すぎて崩れないよう煮上がる5分程前に投入。
●コリアンダーの代わりにパセリ、どちらも嫌いだったら若いオニオンの緑の葉か、お好きだったらアサツキの小口切りでも。
お米2合でも具が入る分お茶碗2杯よりやや多めです。小食だったり1人暮らしで余ったら電子レンジで温めなおせますし、オムライスにしても美味しいですよ。