マダムTOMATOの“グルメ・ガーデン”
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更新日 2016年7月8日
スイカの皮の「ソムタム」風サラダ Salade de pastèque à la "Som Tam" Thaï

「スイカを贅沢に食べて、チープなおかずを楽しむ」 なぁんて茶化しつつも、真夏にジューシーなスイカをおやつ、デザートに堪能する際、 皮が厚めのスイカだったら喜々として皮を集めて作る夏向きタイ風サラダです。
このサラダのインスピレーション元は、美味しいものがあふれるタイ料理。 本当は未熟なパパイヤを使う「ソムタムサラダ」。
本当のソムタムサラダは、皮をむいたパパイヤに包丁で沢山切り込みを入れて削ぐように切って千切りにし、大きなすり鉢にニンニク、トウガラシ、ピーナッツ、干しエビ、 長いインゲン豆、ミニトマト等を入れ砕き、パパイヤも入れて軽く叩いてライム、ニョクマム等で調味し味を馴染ませて仕上げます。
キュウリのようなスイカの皮、大抵は捨ててしまう部分だけれど、重いスイカをよっこいしょと持ち帰って結構大きな部分を捨ててしまうのが悔しいし、 厚い皮を剥いてしまえばフレッシュなキュウリに似ていなくもない皮をリサイクルしてしまおう、という我ながら「みみっちい」発想。 でもこれが結構美味しいんですよ。
小粒でも身がしっかりしていて結構硬い干しエビは抜きのレシピにしています。
辛さと塩味、酸味、ニンニク等、いずれも好みに調整してみてください。


材料:2〜小鉢で軽く4人分(正味量)
スイカの皮(外皮を除いて賞味部分):250〜300g
ニンニク:生なら小さ目半片、フレークなら軽く1つまみ
トウガラシ:少々(好みに加減。生でもドライでも)
ピーナッツ:8粒ほど
インゲン:細め5〜6本、太めなら3本程度
グラニュー糖:小さじ半
レモン又はライム汁:小さじ2
ニョクマム(ナンプラー、フィッシュソース):小さじ2
塩:少々


<必要な道具(目安)> すり鉢又は乳鉢の類、ザル、ボウル。
<賞味期限> 作りたてを正味。 保存は冷蔵庫で2、3日。
<手順> スライスしたスイカの皮に塩して軽く絞る。材料をすり鉢で叩いて適当に潰し調味しスイカに和える。

  1. スイカの皮の準備。
    果物として美味しい部分だけ切り落とし集めた厚さ1.5〜3センチ程度の皮はそのまま、又は硬い外皮を外して冷蔵庫で2日程度なら保存可能。
    適当な量を揃えたスイカの皮は、硬い外皮をむいてキュウリの果肉のような部分だけを用意する。
    皮を剥いた際、緑色濃い筋っぽい部分が残らないように注意。
    これを暑さ1ミリから1ミリ強(好み次第)にスライスしたら、塩少々(指2本で2つまみ程)をまぶしてザルに入れ、10分ほど置いて水気を落としてから軽く絞ってボウルに入れる。

  2. すり鉢にニンニク、トウガラシ(生なら1/3〜半本、種アリ種抜き好みに刻んで)、ピーナッツ、両端を落として2センチほどに切った生のインゲンを入れ、すりこ木で叩く。
    この時、ゴリゴリ擦らずに「叩く」ように。 ピーナッツの潰し具合は好み次第、ざらっとしたソースになる程度が風味が広がるのでベスト。
    インゲンも潰すように。
    すりこ木使用はここで終了。

  3. 2のすり鉢に砂糖、ニョクマム、ライムかレモン汁をはじめはやや控えめに加えてスプーン等で混ぜ、味を見て酸味・塩味(ニョクマム)を追加する。

  4. 3のソースをスイカの皮のボウルに入れて、又は大きなすり鉢ならスイカを入れて全体を混ぜそーすを絡めれば出来上がり。

●インゲン抜きでも楽しめますが、この「青臭み」がなかなかのポイント。
代わりに、最後に青ネギを散らすか混ぜても良いですよ。
●無農薬、ノーワックスのライムかレモンがあれば、細いクシ切りにして一緒に潰して香りを移すと、皮から良いエッセンスが出てより芳香高く仕上がります。 スイカにソースを絡める前に皮は取り出しておきましょう。
●スイカの皮は、ピンクの「フルーツとしてはちょっと味が足りない」辺りを残しても問題ありません。



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