マダムTOMATOの“グルメ・ガーデン”
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mes recettes
更新日 mise en ligne le 9 juin 2000
remise en page le 13 mars 2012
ペインのタパス“ガンバス・アル・アヒーヨ” gambas

スペインの“バル”は、フランスで言うビストロに当たるでしょうか
気さくな雰囲気は勿論のこと、その店それぞれに様々な味わいがあって食事もおしゃべりも弾みます
シンプルで素材で勝負、という物も多い“タパス”としてとて知られかつ親しまれているのがこちら、「ガンバス・アル・アヒーヨ」
これ一皿を目の前に置いて、白ワインや辛口の赤ワインを傾けつつ仲間やボーイさん(大抵オジさんかオバさんですが)とカウンター越しに言葉を交わしつつ一杯飲む人、何皿も並べてしっかり食事を楽しむ人等様々
片手に持った千切ったパンで器の脇に寄せながらフォークでつついても、爪楊枝で突き刺してもOK
ちょっとしたおつまみにも手軽に作れるのでお勧めです

材料 : 小皿2つ、2〜4人分
  • 生の小エビ(殻と頭を外す):250g
  • オリーヴ油:大さじ4
     (エクストラ・ヴァージン)
  • ニンニク:2片
  • パセリ(刻む):小さじ1〜2
  • タカの爪(赤のドライ唐辛子):1
  • 塩:小さじ1/4

<必要な道具(目安)>
・小さめのフライパン

<賞味期限>
出来立てを賞味

  1. エビは水気を切っておく
    ニンニクをみじん切りにする
    タカの爪は固く絞った布巾等できれいに拭って汚れを取り、種を取り除いておく

  2. フライパンにオリーヴ油とニンニク、タカの爪を入れて中火(中間程度)で熱する
    ニンニクの香りがたって油がすっかり熱くなったら一気にエビを加えてフライパンをゆするか、箸や木ベラなどで全体を混ぜながら煮る

  3. エビに火が通ったら火を止め、塩を振りかけ全体を混ぜ、すぐに器へ盛りつける
    刻みパセリを好みなだけ全体に散らす
    タパス風に演出するならば、小皿に盛り分けます
※グツグツ煮立つ熱々をテーブルに出すのが本格的なので、そこまで凝られたい方は器をあらかじめオーブンなどで暖めておくと良いでしょう
ただし猫舌さんと火傷にはご注意下さいね
※本来の作り方は、写真のような手のひらより2まわり程大きい素朴な焼き物の器を直接ガス台に乗せて、ブツブツと煮立つオイルへ材料を放り込みます
ここでは、ご家庭で作りやすいようフライパンを利用したレシピにしています
本場スペインでは注意して覗けばバルによっては専用のガス台が見えるところに並んでいる事もありますので、是非見かけたら注文してみて下さい
※我が家の近所の魚屋には生のエビが滅多に入らないので、サッと湯がいたカラ付きのものを買ってきて、カラをむいて作っています
生の小エビが一番ですが、小ぶりのものなら大抵何でも大丈夫
ただし冷凍は香りが薄いのであまりお勧めできません。




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